商品番号:1556350
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
上質な糸のこの光沢、素晴らしい意匠…
永治屋清左衛門のサイトにも掲載されている最も有名な嵯峨野笹文。
美しいキモノ等の雑誌でご紹介されております創業200年を超える老舗による最高級の御召…
文化庁から依頼されて、織の原点でもある桃山小袖(唐織小袖)を復元している織元です。
素材・技術ともに最高峰のクオリティをもつ、極上の逸品を仕入れて参りました。
お値打ち価格でご紹介させていただきます。
この出逢いを大切にして頂ける方に、自信を持っておすすめ致します。
今回は【 誉田屋源兵衛 】より、ボリュームある
天鵞絨(ビロード)地袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
お目に留まりましたら、是非お見逃しなく!
【 お色柄 】
[着物]
品良く、光の所作で色彩を変える絹地。
お柄には幾重にも重なり合いさらさらと音が聞こえてくるような嵯峨野の笹文様。
穏やかな水柿色の地に浮かび上がる、
意匠が穏やかな気品を感じさせてくれます。
一目でその意匠の余韻を残す、実に印象的なデザインです。
浮かび立つような気品。
これほどの御召をご紹介できることは滅多にございません。
是非ともお見逃しなくお願い致します。
[帯]
薄手でハリのある黒柿(くろがき:くすみの強い
暗紫色系の色)の帯地に、凛とした黒の総ビロードと
金銀糸によるダイナミックな瀧のお柄が迫力ある
構図で織りだされております。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りました。
衿部分に汚れがございますが、お届け前にきれいにさせていただきます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
帯は着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 天鵞絨織(輪奈ビロード)について 】
ポルトガル語が語源
別名モール織とも呼ばれる。
布の表面が毛羽・輪奈(わな)でおおわれた
滑らかな感触の弾力がある添毛織物のこと。
経糸に地組織を作る地経と、数種の色で輪奈
(文様の輪状の部分)を創る経の2種類を用意し、
それぞれ別の経巻具に巻き、輪奈の長さにより経を加減、
地経より長くして平織りで経糸を織り入れてから輪奈の
経を引き上げ、仮に針金(太い糸)を通し入れて
再び緯糸を織り入れと、これを繰り返して最後に
針金(太い糸)を引き抜くことで輪奈独特の
ループ状の組織とする。
その針金上の経糸をナイフで切り、毛羽をつくったものが
天鵞絨(ビロード)で、輪奈の経を毛羽経と呼ばれる。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
【 永治屋清左衛門について 】
遡ること、200と有余年…
江戸時代後期、京都府北部の丹後地方にて生糸問屋として創業され、
生糸問屋と丹後ちりめんの製造を併業し、ちりめんのブランドとして一世を風靡。
その後は白生地のトップブランドの主力メーカーとしてて製造を営まれ、
現在は、数少ない老舗織元として染織品の制作や復元を行っております。
そんな名門の特徴の一つに『糸』があげられます。
糸問屋から始まったということもあり、「糸」には強いこだわりがございます。
使用する糸は世界最高峰の糸メーカー、ブラタク社の糸を元に撚糸を加えたオリジナルの生糸でございます。
染めムラがなく絹糸の繊度が均一であり、限りなく細い絹糸を求めて、たどりついた世界最高峰の糸。
わずか数十ミクロンの生糸へのこだわりが、ものづくりの精神といえるでしょう。
特徴のもう一つは製造過程にもございます。
京都で確立された分業製により、通常は30工程以上に及ぶ工程を外注によって制作されますが、
本織元では絹糸の撚糸から染色・図案の考案など、ほとんどの工程を自社職人によって制作しております。
これらは、長年守り続けた技術の蓄積によって成しえ、
このこだわりこそが、決して真似のできない風合い、質感を生み出す要因の一つでございます。
[着物]
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※ガード加工済
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※ビロードの性質上、毛羽立ち、毛流れのくせ、お色の濃淡がございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 168cm (適応身長173cm~163cm) (4尺4寸4分) |
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裄丈 | 71cm(1尺8寸7分) |
袖巾 | 36cm(0尺9寸5分) |
袖丈 | 50cm(1尺3寸2分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、お稽古など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。