商品番号:1554194
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
皆様ご存知、京でも名の通った名門「多ち花」さんのお品をご紹介致します。
現在では限られた専門店や有名店にしか並ばず、
なかなかお目にかかれないものとなっております。
帯のご紹介は何度かさせていただいておりますが、お着物のご紹介は中々出来ません!
今回のお品は多ち花さんの売出し会にて、
一目惚れして仕入れてきたお品でございます。
確かな手仕事による細やかな柄に圧倒される一枚。
このお値段であれば絶対にお値打ちでございますので
この機会をお見逃しなくご検討くださいませ!
【 色柄 】
菊唐草の地紋が浮かぶ紋意匠地。
穏やかな鼠色を基調にして、ハイセンスなお柄を染めなして。
インドネシア更紗と銘打たれた意匠。
多ち花さんならではの色彩にて表現して…
反物の中心から型をすこしずらすことで生まれる絶妙な味わい。
型摺り友禅によるお色の深みを感じて頂ける仕上がりでございます。
みずみずしいデザインをほどこした逸品でございます。
【 多ち花・摺り友禅について 】
多ち花さんの創業は1960年。
以来60年近くオリジナリティ溢れる作品を世に送り出しておられます。
創業者袖崎 善蔵氏は名門「千總」にて着物作りの基礎を学び、その後多ち花を設立しました。
多ち花さんの特徴はなんといってもひと目でわかる意匠。
摺型染によって表現されるその意匠は、
創業以来創り続けてきた型を使用して、こだわりを持って大胆かつ繊細に創作されております。
今回ご紹介のお品は型摺りによって20回近く染め重ねられて創作された逸品。
型摺り友禅では手描き友禅とは異なり、
一色毎に何枚もの型を幾度も重ねて、染めを繰り返し行うため、
ほんの数ミリでもずれてしまいますときれいな作品を創り上げることはできず、
本当に熟練の域が求められる、緻密で高度なまさに職人技と呼べる技法です。
そういった型は、どこか一部でもこわれてしまえば二度と使用することは出来なくなってしまいます。
大変な手間ひまと、繊細な根気が求められますので、本当に高級なおきものにのみ染め上げられます。
そのため、合理化の進む最近では、型の味わいがにじみ出てくるような手仕事のお品は大変少なくなってまいりました。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ12.4m 内巾36.5cm(最大裄丈69cm 肩巾袖巾34.5㎝)
白生地には大塚ブランドの紋意匠地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)