商品番号:1553886
(税込)
【 仕入担当 竹中より 】
新潟県十日町・柏田屋の田村哲彦氏。
きもの市場でも人気の高い有名作家さんです。
その田村氏による、風雅な趣きに満ちた訪問着をご紹介いたします!
昭和16年、新潟に生まれた田村哲彦氏は、
染色専門学校を卒業後、加賀友禅の修行に入ります。
昭和49年には独立して工房を設立、草木染料を駆使した友禅染や斬新な意匠で、
大変な人気を誇り、輝くような受賞歴を持つ実力派の作家さんです。
是非、お見逃しなく!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 お色柄 】
しなやかでさらりとした絹地を、
温かみのある黄丹色に染め上げました。
そこに丁寧な手加工の友禅にて、
霞文様に浮かぶ雪輪の意匠を施しました。
雪輪には、雲取りに様々な菊文様が込められました。
細やかな描写に、金は使わず、彩りの濃淡だけで醸し出す情趣は
無地場が活きる大人の色香を感じさせてくれる絶妙な仕上がりです。
場に華やぐ、まさに極上の一枚。
どうぞこの機会にお手元にて堪能いただけましたら幸いでございます!
【 田村哲彦について 】
新潟県十日町の明治40年創業の老舗の絹織物
呉服製造会・社柏田屋の友禅作家
1941年(昭和16年)新潟生まれ。
染色専門学校を卒業後、加賀友禅の修行に入り
1974年に独立して工房を設立、草木染料を駆使した
友禅染めや斬新なデザインで、大変な人気と
輝くような受賞歴を持つ実力派の作家。
加賀友禅の基本色である、『加賀五彩』と呼ばれる
『藍、臙脂、黄土、草、古代紫』を基調とした色彩に、
『ボカシ』や『虫喰い』といった技法で写実性を
向上させ、草木染を絶妙に組み合わせた創作
草木加賀友禅を得意とする。
2019年廃業
【 経歴 】
1941年 新潟県に生まれる。
1959年 染色専門学校卒業、加賀友禅の修行に入る。
1974年 独立工房設立、創作活動を開始する。
1984年 純正草木染料を駆使した加賀友禅染めを完成し、
「加賀草木友禅」として脚光を浴びる。
1989年 きもの総合求評審査会にて草木染で描く大作
「瑞穂」が最高賞「通商産業大臣賞」を受賞する。
1992年 オホーツクを描いた訪問着「凍湖」が最優秀賞
「通産大臣賞」を再受賞する。
1994年 全国専門店の個展、コーナー展開にて加賀草木染
作品集「草木染ものがたり」が好評。
1998年 創作活動25周年の記念代表作品三十選を染め、
初の作品集を出版する。
1998年 産地総合審査会にて留袖の新分野を拓く染分け
新留袖「花亀甲」が最高賞を受賞。
2000年 2000年を記念して大賀二千年蓮から抽出した
草木染料で「蓮染」を発表。作品は限定受注で好評。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:共八掛(衽裏柄あり)
◇十日町柏田屋・田村哲彦作
身丈(背より) | 161.5cm (適応身長166.5cm~156.5cm) (4尺2寸6分) |
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裄丈 | 63.5cm(1尺6寸8分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.1cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.7cm(6寸5分) |
後巾 | 28.7cm(7寸6分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾35cm(9寸2分) 袖丈51.5cm(1尺3寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷の季節
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、芸術鑑賞、お食事会、付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。