商品番号:1552268
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
さらりとした質感、シンプルなデザイン。
本工芸会正会員でもある伝統工藝作家
【 樋口隆司 】氏による、小千谷縮の製織技法を
用いて織りだされた、絹縮の京袋帯のご紹介です。
本麻の縮織り独特のシボ感を再現した絹の縮織で
シワになりにくく、軽く、長時間お締めいただいても
負担の少ない風合いもおすすめでございます。
【 お色柄 】
シボ感のある薄手の銀鼠と薄墨の斜め暈しが
織りだされた帯地に、墨黒の濃淡の縞が
全通柄で織りだされております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 樋口隆について 】
小千谷縮作家
所属 日本工芸会正会員
小千谷産地を代表する縮屋の六代目。
【 経歴 】
1948年 小千谷に生まれる
1971年 成蹊大学工学部卒業
1990年 第37回日本伝統工芸展 入選
(以後45,50,51,52,54,57,58,60回入選)
1992年 個展・北鎌倉美術館
1998年 個展・原宿・表参道・ネスパス(~2000)
2004年 日本工芸会正会員認定(中越大震災被災)
2005年 震災復興祈念個展…ネスパス
2008年 還暦記念個展小千谷・東忠
【 縮織(ちぢみおり)について 】
撚りの強い横糸を用い、織り上げたのちに
温湯でもんでちぢませ、布面全体にしぼを表した織物。
明石産や越後産のものが有名。
シボの凹凸によって肌に付かず、さらりとした
風合いとなり単衣の時期に適した地風である。
【 小千谷紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年9月4日指定)
新潟県小千谷市周辺で製織されている紬織物。
小千谷縮の技法を活かし、江戸時代中期に
織り始められた絹織物。
原料は玉糸と真綿の手紡ぎ糸を用い、
絹独特の光沢と肌触りの良さ、軽く
温かみのある地風が特徴。
手摺り込みによる緯総絣と呼ばれる、
緯糸(ぬきいと)に絣糸を用いて織られる
多彩な絣模様や縞、無地など様々である。
絹100%
長さ約3.72m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:袋縫い
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。