商品番号:1552158
(税込)
その織りくち。意匠構成…
変わることなき古典不変の意匠美を…
名門・おび弘(旧池口商事)謹製の逸品袋帯をご紹介いたします。
【仕入れ担当 吉岡より】
手にして驚くその軽さと、しなやかな帯地の風合いに惹かれて
入荷致しました作品です。
その糸使いからしてもう、
ただならぬ品格と格調と漂わせるおひとつ。
見れば見るほどそのこだわりの姿勢が感じられるような、極上の逸品。
色無地や小紋、織のお着物とのコーディネートで
カジュアルの装いに確かな個性を添える一条をご堪能くださいませ。
【色・柄】
帯地には、経錦の技法を用いてキュッとしなやかな風合いに仕上げました。
シワになりにくく、結んで頂く方に優しい帯地です。
意匠には、整然と織り込まれた菱形文様の中に光のリズムが刻まれたような
「光律」の柄を織り成しました。
シックな墨黒をベースに、淡い白鼠や黄色を組み合わせた
モダンで粋な配色で飾った装飾模様。
格調を保ちながらも、抽象的で自由な意匠は、個性ある装いを求める方に最適。
無地感のある着物にはアクセントとして、また織りや染めのきものと合わせれば、
互いの魅力を引き立て合います。
モダンな風情も感じさせるハイセンスな面持ちは、
さすが一流【おび弘】さんのものづくりを感じさせます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
たれ先文字確認のため、たれの一部を解いております。
ご注文を頂きました際は、縫製を致しますので、10日程度頂戴します。
何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
【おび弘について】
その昔、あのダイアナ妃来日の折、帯を献上されたこともある西陣の名門織屋です。
また、力士の締め込みを手織りする唯一の織元でもあります。
唐織や綴織、本袋帯などを織り上げる手織り機を自社でかかえ、
その伝統技術を後世に受け継ぐべく、
手織り機の修復などにも取り組まれております。
【経錦について】
3色以上の経糸で重層的に組みあげ、経糸の浮き沈みで帯地と文様を模様を織り表す技法。
数色の色経糸をまとめて1本のように扱って地や文様に必要な色経糸を表に出し、
残りの色経糸を裏側に沈めることによって作ります。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く) 長さ4.45m(お仕立て上がり)
耳の縫製:かがり縫い ※おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 9月~5月(秋単衣から袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、お付き添い、結婚式などのフォーマルシーンに。
◆あわせる着物 訪問着、紋付色無地、付下げ
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。