商品番号:1552154
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
その思想と技術を受け継ぎながら、
草木のいのちを布に写し取るように紬を織り上げて…
今回ご紹介が叶ったのは、人間国宝である志村ふくみ氏の
門下生による小椋(おぐら)会の一員である、
豊田恵氏による自然の色と織の美を極めた逸品でございます。
春の陽光を思わせる明るさと落ち着きが共存し、
縞の幅や濃淡に変化があることで、布全体に風のような動きと光のゆらぎが感じられます。
自然の時間と色彩が交差する、美と思想の結晶。
懇意にしている問屋様へ数か月かけてお願いを続け、
現実的な価格でのご紹介が叶いました。
拙い説明ではございますが、お目に留めて頂けましたら幸いでございます。
まずはじっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ふわりとやわらかさのある…
しなやかな中にも感じられる細やかなハリは、
まさに草木の息吹までも閉じ込めたかのような。
大地を駆けめぐるすべての自然美、深くおきものに染み込ませたかのようなその彩りには、
刻々と変化する草木の息吹を写し出したかのような。
これほどの意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、
生命の息吹が込められてきたのでしょうか。
手触りの上質な紬地は柔らかな薄黄色に淡墨色、白色を基調として
細縞が整然と並び、細く長い線が織りなす音楽のようなリズムを感じさせる構成。
遠目には優しいベージュトーンですが、
近づくほどに多彩な色層が現れ光とともに柔らかにその表情を変えて…
派手さではなく、深い透明感と空気のような軽やかさが魅力。
志村ふくみの色彩哲学「色は声であり、祈りである」という言葉をまさに体現するような、
日常に静けさと華やぎをもたらす作品です。
絹100%
たちきり身丈約165cm 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 お着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ6,050円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)