商品番号:1552008
(税込)
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【 仕入れ担当 中村より 】
西陣の名門【おび弘】が織り成した華麗な袋帯のご紹介です。
しなやかな地風に、密に密に織り上げられた趣き深い一条。
経錦の技術を駆使して織り上げられたのが、今回ご紹介のお品でございます。
滅多にご紹介できない希少なお品。
今回わずかな訳ありで破格値にてご紹介が叶いました。
通常このようなお値段でご紹介のできるクラスの一条ではございませんので
お見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
しなやかさと締め心地の良さを感じさせる帯地。
水色と藤色、クリーム色で間道を織りなした帯地に、
箔糸と富貴な緯糸を用いて、
花びらの模様が織りなされました。
間道部分の色を経錦で変化させたこだわりの仕上がり。
確かな織技を実感させてくれる仕上がりは、やはり名門と言えるものです。
【 商品の状態 】
たれ先にわずかにヤケがございますが、
大きく目立つものではございません。
お届け前にできる限り綺麗にさせていただきますので
お手元で現品をご確認の上、お値打ちにお召しくださいませ。
【 経錦について 】
経糸に複数の色糸を用い文様を織り出した錦。
二色以上の経糸をまとめて一組とし、それぞれ経糸一本のように扱って整経し、
これに基本組織を織り上げる母緯(おもぬき)と、
文様をあらわすための陰緯とを交互に織り込みます。
地組織には平織と綾織があり、平組織経錦は綾組織経錦に先行します。
中国漢代の錦は平地組織の経錦で、経糸に数色の彩色を用い、
雲気・霊獣文などを織り出しています。
しかし、経錦はその組織上、
色の違った糸を二重三重に整えねばならないため、
その経糸の密なところからの緯打ちが困難なので、色数も限られるのです。
これらの点から次第に緯錦に代わっていきました。
わが国でも飛鳥時代の遺品には漢代風の平地経錦があり、
奈良時代になると例えば「獅噛文錦」のような綾地経錦があらわれました。
千二百数十年前に途絶えてしまったと言われる織物、経錦。
地も文様もすべて経糸(たていと)によって織り出される織物のことを言います。
何色もの彩糸を用いて文様を織り出し、錦のなかでも、
最も古い歴史をもっているものの一つでございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 指定外繊維以外
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など