商品番号:1551652
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
加賀友禅、その歴史の一翼を担い、
名匠と呼ばれる所以。
加賀友禅に詳しいかたならば、その名を聞けば
おわかりになるかと思います。
その類まれなる技、後世にのこるその仕事ぶり。
かの木村雨山氏の弟子、加賀伝統工芸士
【 故:毎田仁郎 】氏によるやさしい印象の
草花の図案の訪問着のご紹介です。
仁郎氏の真骨頂ともいえる特徴的な彩りと
先ぼかしの技法で表現された草花のお柄が
味わい深い仕上がりのお品で、流行り廃りなく
ご年齢を問わずフォーマルシーンに品良い
着姿をお楽しみいただける事ででしょう。
【 お色柄 】
加賀友禅の台にふさわしい、重めの目方の
縮緬地をおだやかな薄白水色に染めあげ、
青丹(あおに:やや黄色みのすみの抹茶系の色)
のぼかしに、ふうわり、やさしい表情の光琳椿が
独特のタッチであしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 毎田仁郎について 】
伝統工芸士(加賀友禅)
※加賀技術保存協会の設立当時の落款登録を始めた
草創期である、昭和50年代初めに認定された6人の
加賀伝統工芸士の中の一人
1906年石川県金沢市生まれ。
大正8年(1919)に犀川尋常高等小学校を卒業後、
京都在住で遠戚にあたる下村光鳳に弟子入りし、
昭和7年(1932)に京都で独立。
第二次世界大戦の折、戦争の悪化で疎開で金沢に帰郷。
戦後もそのまま金沢に留まり友禅の仕事を続け、
堅実に足場を固めた。
また、昭和24年(1949)頃より、後に重要無形文化財
「友禅」保持者に認定される木村雨山に師事。
毎田の繊細な糸目糊置きと色挿しを評価した雨山は、
日本伝統工芸展への出品を勧めた。
60歳となった昭和41年(1966)に日本伝統工芸展へ初出品。
昭和55年(1980)に日本工芸会奨励賞、昭和63年(1988)に
高松宮記念賞を受賞。
日本伝統工芸展染織展では昭和52年(1977)日本工芸会賞
昭和59年(1984)東京都教育委員会賞を受賞するなど、
作家としての確固たる地位を築いた。
初代由水十久や成竹登茂男などが活躍した昭和40年代~
50年代に加賀の代表的作家であった。
毎田仁郎の作品は繊細な糸目糊置きと
基本的な色「加賀五彩」に忠実な色挿し、
特に毎田ブルーと呼ばれる「藍(青)色」の
濃淡や先ぼかしが特徴としてみられる。
【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財
京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、お茶席、和のお稽古、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。