商品番号:1551450
(税込)
【仕入担当 竹中より】
能装束唐織の大御所として知られる西陣名門、「山城機業店」。
確かな織物を創り続ける老舗として絶大な信頼を置かれている機屋です。
ふっくらとした唐織ならではのボリューム感に格調溢れる一条。
あらゆるフォーマルシーンに、古典ゆかしき普遍の美をお楽しみくださいませ。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として仕入れましたが
締め跡もほとんど見受けられず
おおむね美品としてお届けできます
【お色柄】
【 七宝花菱文 】と銘打たれたお品。
打ち込みのしっかりとした帯地は、凛とシックな墨黒色。
彩り豊かに並んだ七宝花菱文のふっくらとした織り表情が、
能装束の奥深い趣を演出しております。
そしてそれぞれの柄はまるで糸目友禅のごとく
繊細な金糸の織りでふちどられ、さらなる奥行きで
さらに華やいだ印象に昇華させております。
緻密な部分にまでこだわりぬいた名門の計算された意匠美。
洗練の彩りによって創り上げられた意匠美が、
最上級の大人の風格を感じさせる素晴らしい仕上がり。
能の幽玄美の追求と西陣の伝統の帯が
溶け合って生まれた大変豪華な能装束唐織。
重厚、かつリズミカル。
華麗に溶け合う彩りの素晴らしさは、他の唐織と一味も二味も違う、
日本の伝統技術の重みを感じさせる逸品中の逸品といえるでしょう。
こちらの袋帯は、豪華で格式高い柄行に多彩なお色使いの美しいお品です。
フォーマルな場へのコーディネートで、古典の伝統ある趣きをお楽しみくださいませ。
おきものに存在感を出す贅沢で高貴な帯として、
存分にお楽しみいただければ幸いでございます。
【 山城機業店について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.216
1918年(大正8年)創業
屋号:伊勢屋孝兵衛
西陣でもとりわけ唐織の技術で定評のある機屋。
大戦中に企業整備令により廃業、戦後9代目が
帯地製造を再開した。
1952年に株式会社に改組。
1997年に10代目に代替わりし現代に至る。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 金銀糸除く
長さ約4.45m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.216 山城機業店謹製
六通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。