商品番号:1551419
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
創業は嘉永5年(1852年)、江戸時代末期。
歴史に裏打ちされた確かな技術と高い美意識から生み出される、
ハイセンスなものづくりで魅了する、河瀬満織物。
みつる帯で知られる老舗の代表作と言えば、ダイヤ箔。
本品はその中でもエメラルドダイヤ引箔を用いた逸品でございます。
未仕立て新品では非常に高額で取引されておりますが、
今回はバイヤー田渕渾身の掘り出し仕入れ!
本当にお値打ちにご紹介が叶いました!
観る者の心に微笑みの花が咲くような、そんな遊び心ある感性を…
どうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
引箔とは思えないほど…
しなやかでややくすみのある青磁色の濃淡を基調とした帯地。
お太鼓には同心円状の波紋。
水面を跳ねた蛙がちょうど中央に配され、その軽やかな跳躍が帯全体のリズムをつくり出しています。
脇には数枚の笹の葉が添えられ、余白を活かした構図が静けさを引き立てます。
またタレ先には飛び込んだ蛙の足が織りなされ、
帯姿になると何とも洒落味の効いた着姿に。
河瀬満ならではの情趣と技巧が存分に込められ、
静かな余韻と軽やかな遊び心を添えてくれます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 河瀬満織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2290
1852年(嘉永5年)創業
1852年二代目河瀬米次郎が起業。
伝統産業である着物文化の伝承に力を注ぐことを
念頭に、現在五代目河瀬仁志の元、常に新しい発想で
企画、製作に取り組み、歴史や伝統を重んじながら、
斬新なものづくりを続けている。
ラピスダイヤ引箔、両面本袋一丁引箔、
両面本袋二丁・螺鈿、歌舞伎シリーズ、
三重錦、畦織りなどが有名ライン。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風を除く)
長さ約4.55m
西陣織工業組合証紙No.2290 河瀬満織物謹製
耳の縫製:袋縫い
お太鼓柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、お食事、観劇、お出かけなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。