商品番号:1550878
(税込)
【仕入担当 竹中より】
染めと織の先駆的クリエーター「じゅらく」の
創作袋帯です。
たれさきに織り込まれた
「塩蔵ーしおくら」の通り本品は塩蔵繭からの糸織り込まれています
現代では、130度の熱風で6時間乾燥させて殺蛹し、
保存する方法が主流ですが、
生繭を塩漬にして密閉し、殺蛹して保存する塩蔵法を用いることによって、
絹糸本来の風合いと艶を引き出すことができます。
お手を触れていただければ、きっとおわかりいただけることと存じます。
しっとりと肌に添う、羽衣のような軽やかさ…。
その糸を織り込んだこだわりの創作品です
【お色柄】
おだやかなアイボリーホワイトの錦地に
ふっくらと織りだされたのは
熱帯ジャングルの中に
いそしむ猿や鳥の意匠。
茂る木々に成る実をとったり
ついばんだりする姿はまさに平和な楽園の風景。
名門による高いセンスが際立つひと品です。
おしゃれ訪問着から、付下げ、小紋、色無地などにご活用いただけます。
細やかな意匠美を、ぜひお手元でお確かめくださいませ!
【 じゅらくについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.329
※(現・川島織物セルコン 身装・美術工芸営業本部
じゅらく営業部)
豊臣秀吉ゆかりの聚楽第にちなんだ
五三の桐をモチーフに繭玉に見立てたロゴを使用。
じゅらくは帝王紫や黄金繭など素材や染料を開発し、
着物の概念を破る斬新な帯を作り続けてきた
西陣のトップメーカー。
御所人形(別名:伊豆蔵人形)を商いとしていた
伊豆蔵屋を祖とした伊豆蔵福治郎が、1930年(昭和5)に
はじめた織物業『伊豆蔵福機業店』に端を発する。
1964年に「じゅらく」に名を改めた。
現在、川島織物セルコンの子会社として運営しており、
完全受注正産制を取っている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹85% 綿 6% ポリエステル5% 指定外繊維(紙)4%
長さ4.39m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.329 じゅらく謹製
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、お食事、観劇など。
◆あわせる着物 洒落ものの訪問着、付下げ、色無地、江戸小紋