商品番号:1550842
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
伝統の技が織りなす格式と、優雅な色調が重なる…
麻帯を多く手掛けられている、織屋・七野より
陣の美意識を継ぎながらも、甘美で落ち着いた色遣いが現代の装いに溶け込む一条のご紹介です。
本品は経糸に、超極細の最上質の麻、
緯糸に、奈良時代よりそのままの製法を伝える真綿を用いて
表裏一体の本袋帯として織り上げられたお品です。
麻のシャリ感があるのに、真綿のふっくらとしたあたたかみも感じられる…
まず他には見ることのできない特別な地風は、
真夏をのぞいてロングシーズンお締めいただけるという、稀な創作品でございます。
お仕立て上がりでは滅多と出逢えぬ希少品、
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ。
【 お色柄 】
微かに感じる麻のシャリ感と真綿のふうわりとした地風。
まろみのある白色をベースとして、インド更紗模様が大きく浮かび上がります。
古典的な意匠の中に絶妙なモダンさを醸し出し、
輪郭線の黒がそれを引き締めています。
繊細な地風におだやかに品良い彩り表現が溶け込んで、絶妙に調和。
なんとも味わい深い、通の趣味性を堪能させてくれます。
一本、一本、丁寧に製作された稀少な作品ですので、
まず大量に出回ることはございません。
知る人ぞ知る、名門の逸品です。
どうぞこの機会をお見逃しございませんように、
お手元で末永くご愛用くださいませ!
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(麻除く)
長さ約4.5m
本袋縫い
六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。