商品番号:1550248
(税込)
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【 仕入れ担当 渡辺より 】
父から子へ。
子から孫へ…
受け継がれたその技術、想い。
人間国宝・山田栄一氏のご子息にして、
その意志と技術を受け継ぐ、二代目・山田栄一氏による
特選訪問着のご紹介です!
弊社でのご紹介も指折り数えるほどしかない
大変希少な作品でございます。
中でも重口のハイクラス品に出会えましたので
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
白生地にはさらりとしてなめらかな質感のちりめん地を使用。
染付きよきそのちりめん地を、こっくりと深い黒に染め上げ、
お柄には楊枝糊らしい柔らかなタッチにて
流水と草花の意匠を伸びやかに表現しました。
流行りすたりなく、ご年齢問わずにお召しいただけ、
帯合わせ、小物合わせで様々なシーンに上品に装っていただける事でしょう。
お手元で終生ご愛用いただけるお品となりましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 友禅楊枝糊について 】
友禅染で防染に使われる糊置き技法の一種。
糯米(もちごめ)で固く作った糊を棒の先につけ、
垂れ落ちる糊の線を布の下に入れた手で調整し
受け止め、糊を置く。
現在主流になっている筒糊ができる以前の古法で、
近代になって廃れたが、戦後に初代山田栄一が
この技術の復興を試み、昭和30年に人間国宝に認定された。
楊枝糊は原始的な手法であるが、均一な筒糊の線に比べ、
筆勢のように緩急のある線を描くことができ、糊が
あった部分は染まらず、図案が白く現れるので
シンプルな上品さがあり、温かみのある仕上がりとなる。
【 二代 山田栄一(山田忠夫)について 】
楊枝糊の染色作家
人間国宝・初代山田栄一を父に持つ
※初代は試行錯誤のうえで楊枝糊を復活させた後、
作品を3点のみ残し、55歳で逝去
父・栄一亡きあと、その遺志を継いで永年の苦労の末、
技法を確立し、楊子糊だけが持つしなやかで伸びのある
友禅染を復活させた。
現在は三代とし山田崇がその仕事を引き継ぎ
創作活動を続けている。
【 経歴 】
1945年 人間国宝・山田栄一の四男として生まれる。
1960年 京都にて染色業を営む長男の下にて修業する。
上村一竿に日本画を学ぶ。
1974年 北区鷹ヶ峰にて独立、糊作りの準備に入る。
1991年 楊子糊の完成を見る。
1992年 第一回目として御所解の試作品完成
1994年 父親の人間国宝指定の対象となった作品の復元にこぎつける。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
※パールトーン加工済み
身丈(背より) | 155.2cm (適応身長160.2cm~150.2cm) (4尺1寸0分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 48cm(1尺2寸7分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、パーティー、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。