【草紫堂 南部紫】 特選工芸絞り紫根染綿九寸名古屋帯 装いに静かな華やぎと洒落味。 紫に染まる、南部の記憶…

商品番号:1549254

¥429,000

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【 仕入れ担当 田渕より 】
素朴な中に込められた趣溢れる極上の“紫”――

古代から伝わりし大変希少な紫根染めの九寸帯。
この度なんと、大変希少な未仕立てのお品をご紹介いたします。

近年では製作数が激減しており
きもの市場でのご紹介も、なかなか機会がございません。
とりわけお着物となりますと、本当に希少です。

「欲しい」と思ってすぐに手に入るような作品ではございません。
一期一会のこの機会を、お見逃しなくお願いいたします。


【 お色柄 】
綿ならではの柔らかな質感。
深い深い紫をベースとして一面に七宝模様が絞り染であらわされました。

さすがは自然のお色、
決して嫌味なく、こっくりと深みあるなかにも、
野山のそよ風を感じさせてくれるかのような、優しさと爽やかさ。
丁寧な手絞りによって、風合いのある生地全体に染め上げられております。

手絞りならではの唯一無二の表情。
これだけのお柄を一つ一つ絞り上げるのにどれだけの時間がかかるのでしょう…
この手絞りによる微妙なかすれや濃淡も、
紫根のお色の魅力を存分に感じさせてくれるもの。

年を経るごとに一段と味わい増す…
全く同じお品というのは、作りようがございません。
ご存知の方でしたら、大変お値打ちに感じていただけましょう。

心を込めてご紹介させていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


【 草紫堂・南部紫について 】
天平時代の「古代紫」、平安時代の「京紫」、江戸時代の「江戸紫」。
これらの染料として用いられていたのが、「紫草」の根でした。

かつては日本各地の野山に自生し、大切に栽培されてきた紫草。
江戸時代末期を最後に、現在は日本の絶滅危惧植物50種の中に入れられるほど、
数を減らしています。植物園などで栽培されていることはございますが、
自然の中で目にすることは不可能、≪幻の草≫と言われております。

また紫草は、染料に用いられるほか、外傷の薬としても使われていました。
時代劇でお殿様が病気のときにする鉢巻も紫根染めであり、
決して迷信ではなく、紫根の色素は昇華性を持っているため、
染め上がった後も数年間は外に飛び出してくるのだそうです。
(頭痛・胃腸病・皮膚病にも良いとされ、現在は化粧品にも用いられます。)


南部地方に紫紺茜染めが伝わったのは鎌倉時代以前といわれ、
南部藩政時代には、藩の手厚い保護の下に生産されていましたが、
明治の時代になりその保護が解かれてからは、
盛岡地方には、伝統技法を伝える人が完全に途絶えてしまいました。

しかし、大正5(1916)年に、紫根染を復興させるため県の主唱により、
紫根染の研究が始まり、秋田県の花輪地方にかろうじて残っていた技術者を招いて、
その技術を学び、更に独自の技法を開発、
その後大正7(1918)年「南部紫根染研究所」が設けられ、
草紫堂初代藤田謙が主任技師として赴任いたしました。

昭和8(1933)年、南部紫根染所究所の主任技師であった先代藤田謙が独立し、
現在の地に「草紫堂」を創業、いままでの素朴な図柄(大桝、小桝、立桶)に加え、
数多くの新しいデザインを生み出し、現在の絞り染の基礎を築き上げました。

現在では「南部しぼり」として内外に高い評価を得ております。
手絞りによる微妙に異なる染めムラの美しさと、
年を経るごとに一段と味わいが出てくる色の変化も特数と魅力のひとつになっております。


※天然染料(紫草根)はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが
生じやすくなっております。色止め加工をいたしましても、
色が落ち着くまでに汗や摩擦で色が移る場合がございますので
その点ご留意くださいませ。

田渕 健太

バイヤー
田渕 健太

商品・お仕立てのこと、お気軽にご相談ください!
080-1503-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材・サイズ

綿100%
長さ約3.55m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
全通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など 

◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など

★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。

★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。

★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。

※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。

九寸帯を直接お仕立てされる方はこちら
【突起毛綿芯】名古屋仕立て
【突起毛綿芯】開き仕立て/松葉仕立て(裏地なし)
【突起毛綿芯】開き仕立て/松葉仕立て(モス裏地付き)


撥水加工をご要望の場合はこちら
(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 九寸帯)


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