商品番号:1548913
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
重厚な輝きを放つ「佐波理綴」。
その名は、古代より神具にも用いられてきた銅錫合金「佐波理(さはり)」に由来し、
織物でありながら金属のような重みと光沢を宿す、まさに“織の鎧”。
格調高い意匠と、奥行きのある煌めきが交差する一条は、
観る者を圧倒する荘厳な美を纏っています。
フォーマルのお席に、舞台のような存在感を添える…
る人の芯の強さと静かな華やぎを引き出します。
どうぞお手元でお確かめ下さいませ。
【 お色柄 】
しなやかでありながら、
ほどよく感じられるシャリ感に、見た目からは想像できないほどの軽やかさ。
重厚な彫金を思わせる表情でありながらも、
お手にとっていただききますとその地風は、良い意味で予想を裏切ります。
黒と銀、そして金茶の糸を巧みに織り交ぜた緻密な地に、
唐草や鳳凰の重厚な文様が浮かび上がります。
まるで中世の装飾壁や甲冑を彷彿とさせるデザインで、
和の枠を超えたクラシックかつ荘厳な雰囲気を演出。
光の角度で金属のように表情が変わり、立体感のある美しさを見せてくれます。
またもう片面はシンプルな霞模様を織りなし、
両面使いにてお楽しみ頂けます。
濃淡のグラデーションも美しく、帯全体に風格と静謐な力を感じさせます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 佐波理綴(さはりつづれ)について 】
京都 御寮織司 六家筆頭の井関家の血を引く
織物作家・池口定男が創作した織物。
佐賀錦と綴れ織の特性を組み合わせた佐波理工法で
織り上げられている。
1981年に東京で開催された昭和天皇の寿祝の
正倉院記念展の出展物の佐波理(銅・錫・鉛の合金)
からインスピレーションを受けて制作された。
佐波理綴誕生のきっかけは、制作した作品を着たモデルが
きものショーに出演した際に、客席の照明が暗くなった途端
きものから華やかさがなくなり、暗く沈んだ色合いに見えた事。
ショックを受けた池口氏はそれ以来、「光」「輝き」をテーマに
試行錯誤を重ね「光を失わない織物」を完成させた。
その精神と技術は2011年に二代目を継いだ
池口友啓によって受け継がれている。
帯のタイトルに「友」がついているものは池口友啓デザイン、
「定」がついているものは佐波理を開発し池口定男デザイン
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
本袋縫い
お太鼓柄
※パールトーン加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、観劇、音楽鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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