商品番号:1548847
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
滅多とご紹介のないお品。
昭和23年開業の老舗、
古くからの伝統技術や技法を受け継ぐ染工房かねだの三代目・金田朝政氏による、
まるで無地に見えるほどの細やかなお柄を染め上げた一枚をご紹介致します。
今回特に優れたお品を厳選して仕入れて参りました。
お目に留まりましたら是非お見逃しなく!
【 色柄 】
お色はやや紫味のある深い黒色。
意匠には極極鮫のお柄が染め上げられました。
なんと3cm四方に700以上の粒で表現されております。
整然と配された微細な模様…
江戸小紋の醍醐味をしっかりと味うことができます。
小物や帯とのコーディネートによって、時にはつつましく「上品」に、
またある時にはきりりと「小粋」に見える表情豊かな一枚です。
お道具としての一枚にはもちろんのこと、
お洒落着感覚での装いにも向きそうな表情が大変魅力的です。
【 江戸小紋について 】
伊勢型紙を白生地の上に置いて模様の部分を糊で防染し、
地色を一色で染めて糊を落とすと、模様の部分が白く残ります。
この技法で染められる小紋が、江戸小紋。
武士の裃(かみしも)として、また将軍や大名は各自専用の模様を定め、
それを留柄(他者が使うことを禁じた模様)としておりました。
やがて元禄時代には多様な文様が町人層に広がり、洒落着としても用いられるようになりました。
江戸小紋の紋様は、数千種あると言われております。
また型紙の長さは45cmほどですから、一反の着尺(約12m)を染めるには
何十回も型紙を送って染めなければなりません。
極型の江戸小紋を一分の狂いもなく送って糊付けするには、
これもまた熟練した技術が必要です。
シンプルなお柄のお品ではごまかしが効かず、
寸分の狂いも許されない高い技術が用いられます。
確かな技を持った匠が時間をかけて生み出した作品です。
【 金田染工場について 】
1949年 金田今朝男、下落合に独立開業
1967年 金田 昇、(有)金田染工場に名称変更
2000年 金田 昇逝去に伴い、金田朝政「二代目 金田 昇」襲名
絹100%
長さ12.5m 内巾36cm(裄丈68cmまで)
白生地には、特選浜ちりめん地を使用しております。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 街着、観劇・芸術鑑賞、お食事、和のお稽古、旅行、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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