商品番号:1547600
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
夜空に散りばめられた箔の星…
西陣にて手織りの職人として活躍を始めた『加島来三』氏。
余談ではございますが、その妻は「西陣の母」の称号得るなどをしました。
二人の息子『加島治助』が家業の継承と共に発起した『加島織物』よりハイセンスな袋帯をご紹介いたします。
当主は4代目にまで受け継がれ、加島家は西陣の発展に欠かせてはならない
名家であったと言えましょう。
現在は西陣織はもちろんのこと、その卓越した技術を用いて
タペストリーやマグカップなどの製品にも着手し、その向上心と魅力は留まるところを知りません。
この度ご紹介させていただきます袋帯も時代と共に磨かれたセンスの一端を感じさせる出来栄え。
伝統の古典美が薫るひと品は、末永く重宝していただけることでしょう。
どうぞお見逃しないよう、存分にご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
キリッとシックな黒色の帯地は、風合い豊かにハリを感じさせ。
細やかに五彩の箔糸を通して、流動的な意匠を表現致しました。
繊細なジュエリーのような高級感…
エレガンスを溢れるように感じさせる意匠美でございます。
時代を超えて、常に新しさを感じさせる悠久の美しさ。
様々なお着物に気品の佇まいを魅せてくれる仕上がりでございます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.565 加島織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 小紋、織のお着物など
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