商品番号:1547326
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
創作図案家【 若松華瑶(わかまつかよう) 】の
能装束のデザインを唐織にて帯に織り上げた、
特選袋帯のご紹介です。
古典由来の意匠をモチーフにした、完成度の高いデザインで、
正統の古典に沿いながらも、個性を忘れず活かす
お着物好きの方におすすめのお品でございます。
【 お色柄 】
薄手に織り上げられた、ややシャリ感のある黒の帯地に、
金糸の竹垣にボリュームある唐織にて、秋草に葡萄が
横段状に一面に織り描き出されております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
裏地に着用シワ、中無地にアタリ(生地の摩擦による
へこみキズ)、表地たたみジワがございますが、
表に出る箇所は概ね美品でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 初代 若松華瑶について 】
能装束研究家・創作図案家
京都・西陣の織物問屋に生まれたが、帯問屋の
山岸重助商店に奉公して出世し、「若松」を名乗る。
卓越した創作図案家、能装束研究家として
粋を極め西陣織の発展に尽力した。
考案に行き詰まることなどなく、湧き出るアイデアを
持て余し、最盛期は多くの弟子を抱えで1カ月に
150~200枚を創案。その創案は現在の西陣の
帯地製作の指標となる優れた図案となっている。
工房を作り職人を育てながら昭和の能装束を制作。
新しい図柄の創案に尽力。西陣織の中でも唐織で
世界に能の精神を伝えようとした。
1974年『昭和能装束百種』を完成後急逝。
初代亡き後は二代目として娘が若松華瑶の名を継ぎ、
株式会社若松を継承。
偉大なる数々の美を守ると同時に、時代の求める
新たな作品に挑み続けている。
【 二代 若松華瑶について 】
幼い頃より日本舞踊を習い、自身のリサイタルにて
六世藤間勘十郎師の指導の下、金島桂華氏による
舞台背景の前で『紅葉狩』を舞うなど、古典芸能への
造詣が深く、小松均氏をはじめ、日本画家とも広く交流。
父である初代若松華瑶亡き後は初代の意匠を受け継ぎ
「若松華瑶」の唐織が多くの人に愛用されるよう、
現在もその研鑽された美を追求し、帯地業を中心に
創作し続けている
【 唐織について 】
生地は三枚綾組織(西陣で錦地:にしきじと
呼ばれる組織)で、多彩な色糸を用い、お柄を
刺繍のように縫いとりで織りだす技法。
緯糸(よこいと)ニ越の間に、絵緯糸(えぬきいと)
一越を挟み込むように製織される。
古くは能装束に用いられ、最大の特徴である
刺繍のようにも見える立体感で、現在は高級帯地をはじめ
婚礼意匠などにも用いられる。
元々は中国から渡来した織物の総称。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.2m(やや短尺・お仕立て上がり)
※以前の規格(平成20年まで)の長さのお品です。
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付き添い、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、紋付き色無地、江戸小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています