商品番号:1547217
(税込)
【仕入担当 竹中より】
―雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に注ぎ、雪上に晒す。
雪ありて縮みあり。
されば越後紬は雪と人と気力相半ばして名産の名あり。
魚沼郡の雪は、縮の親と言うべし。―
鈴木牧之 『越後雪譜』より
小千谷市信濃川より出土した縄文土器の底部に麻布の痕跡が見られるように、
越後麻織物の起源はきわめて古いものです。
正倉院には天平勝宝時代の調庸布が残り、
鎌倉時代には将軍家への献上品として用いられた記録が数多くございます。
江戸時代では武家の裃(麻が正装)として歴史を残している伝統的織物です。
越後麻布は、芋麻を原料として作られます。
上質な麻織物をつくるには雪国の冬は湿度が高く最も良い環境といえます。
中でも工程の一つである「雪さらし」は、現在も雪国の風物詩となっております。
【お色柄】
ざっくりと柔らかく織りなされた麻の帯地。
地色は素朴な白茶色を基調に、
灰茶色で鹿の子の背を思わせるような縞模様を表して。
節感が表す絶妙な素材の濃淡。
柔らかい手触りから伝わる自然のぬくもり。
現品限りでのご紹介でございます。
雪国が生んだ手仕事の創作品、優しい風合い。
是非お手元でじっくりとご堪能くださいませ。
麻100%
長さ約3.8m
お柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、趣味のお集まり、食事会、街着など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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