商品番号:1545980
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
お品物自体が少なく非常に希少で、
幻の織物と言っても過言ではありません。
知る人ぞ知る静岡県伝統工芸品
『ざざんざ織』のお着物のご紹介です。
証紙等はございませんが、幾度も扱ってきたこの地風に節感はお間違いございません。
この機会をぜひともお見逃しなきようにお願いいたします。
【 お色柄 】
程よい厚みと紬本来のふわりと柔らかな手触り。
白茶色に黒色を基調として、一面に格子を織りなしました。
風合い豊かにざっくりとそしてしなやかな地風に飽きの来ない表情に心和んで…
なんとも言いようのない素朴な色彩に通の方であれば思わず唸ってしまう、
そんな作品でございます。
飽きの来ないシンプルなひと品ですが、
お召頂ければ、草木染、手織の風合いを感じて頂ける、
工藝味の高い着物であることを実感頂けると思います。
滅多とお目にかかることのない至宝の染織品でございます。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
浜松の伝承織物の浪漫溢れるお品を大切にお届けさせていただきます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 颯々(ざざんざ)織について 】
ざざんざ織は、浜松市中島町の平松実氏により創作された紬の織物です。
平松氏は昭和3年、柳宗悦が提唱した民芸運動の一翼をになわんと、
工芸的織物を創作を始め、手織のざざんざ織りを昭和4年に完成させました。
ざざんざは颯々とも書き、松風の音を表現したもので、
当地の有名な松の下で足利将軍義教が「浜松の音はざざんざ……」
と読んだことからその松がざざんざの松と名付けられたといいます。
潮風に冴え、人々に美しさと安らぎを与える松にあやかって、
平松氏はこの名を命名したといいます。
絹糸は2頭の蚕がつくる玉繭から紡ぎ出した玉糸を用います。
その節のある玉糸を数十本を撚り合わせて、
昔ながらの手織り機で丁寧に織り上げます。
染色は、茜、やまももなどの植物を用い、
灰汁、鉄などの媒染剤により植物染料だけが持つ深みのあるお色を作り上げます。
織りは、昔ながらの手機手織りで、近代的な器具は一切使用しません。
したがって、品物は丈夫で風合いがよく、自然のつやと絹独特の美しさが生まれてきます。
そうして手間暇をかけることで他の織物にはない、
絹本来の艶めきや、お色味、しなやかな手触りや柔らかさ、丈夫さなどの
ざざんざ織唯一無二の表情が生み出されます。
現在ではざざんざ織は1933年創業のあかね屋さんのみで製造されています。
そのためお品物自体が少なく非常に希少で、
幻の織物と言っても過言ではありません。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
※居敷当付き
身丈(背より) | 162.5cm (適応身長167.5cm~157.5cm) (4尺2寸9分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 29cm(7寸7分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm(1尺8寸2分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬、12月~2月頃以外)>
※単衣仕立てですが、地厚のため袷の着用時期もご着用いただけます。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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