商品番号:1537654
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
人間国宝【 故:森口華弘(もりぐちかこう) 】氏が生み出した図案を
9マルキ式カタスの細密な絣で織り上げた本場奄美大島紬のご紹介です。
まるで染め描いたかのように緻密に織りだされた作品です。
なかなかお見かけする機会もないハイクラスの大島紬。
中でも和の風情がたっぷりと香る素敵な柄の一枚を入荷致しました!
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
大島紬らしいシックな黒褐色をベースに、
白の他に黄色や青、藤鼠色、柳鼠色などの有色絣を込めて
伸びやかな「梅花間道」模様が浮かび上がる…
まるで友禅の作品のようなデザイン性の高い大島紬です。
しっとりとした絹の光沢感に、シャッと肌をすりぬける独特の生地質。
上等の大島紬は、上質をまとう喜びを心に染み渡らせてくれるおきものです。
大島でも他にはない柄表現のものをお探しの方にお薦め!
カジュアルシーンにこだわりのスタイルをお楽しみいただけることでしょう。
自信を持っておすすめ致します。
どうぞお手元でご覧下さいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【森口華弘(重要無形文化財保持者)について】
本名:森口平七郎
【 生年・認定年・享年 】
1909年(明治42年)12月10日生。
1967年(昭和42年)重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
2008年(平成20年)2月20日没。老衰のため死去、98歳
母の従兄である坂田徳三郎の紹介で
友禅師・三代中川華邨に師事し、華邨の紹介で
疋田芳沼に就いて日本画を学ぶ。
※『華弘』の名は師の華邨の作風を広めるという
意味を込めて坂田徳三郎により名付けられた
雅号「華弘」を用いるようになったため
華弘の代表的な技法である「蒔糊(まきのり)」は、
東京国立博物館で目にした江戸時代の撒糊技法が施された
小袖と漆蒔絵の梨子地を元に、江戸時代より伝わる
撒糊技法と漆芸の蒔絵技法を組み合わせる事で着想を得た。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:黄土色(無地)
身丈(背より) | 154cm (適応身長159cm~149cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 27cm(7寸1分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 12月~翌年3月の袷頃(冬~春)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。