商品番号:1533566
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
実に繊細で確かな仕上がり。
これほどに刺繍を施した作品は、
もはや滅多に制作されておりません。
しなやかな紋意匠地を用い、統一感のある配色で仕上げた一枚は、
通のお方にもきっとお喜びいただけることでしょう。
大変手間隙かかった、和のドレス感覚の訪問着をご紹介いたします。
繊細な刺繍による立体感…
是非お手元でご堪能くださいませ!
【色・柄】
ふわりとしなやかな絹地には、一面に水辺と草花の地紋を浮かべ
穏やかな白茶色を基調として染められました。
見る角度によって、地紋の浮き沈みが感じられる
絹本来の光沢もお楽しみ頂ける絹地です。
お柄には、着姿としての繋がりを計算して
一面に手刺繍を加えました。
相良刺繍に平糸刺繍、金駒刺繍を併用し
伸びやかな「小花枝」模様を縫い表しました。
しっかりとした手刺繍による加工の良さ。
染や織だけでは成し得ない、刺繍ならではの立体感が奥行きを演出致します。
この風合い、是非ともお手元でご覧いただきたい…
工芸作品を愛する通の方々に、自信を持っておすすめできる作品です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【相良刺繍について】
発祥は蘇州刺繍で有名な中国・江蘇省の都市「蘇州」。
中国3大刺繍の中で最も丈夫な刺繍。
漢の時代に始まり、日本では奈良時代に仏像の羅髪
(らほつ=巻き毛)に用いられた事例を見る。
打子刺繍(ダーツ刺繍)とも呼ばれ、その技術を
完璧に習得するには20~30年もの鍛錬が必要。
生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、これを
連ねて模様を描き出していくため、玉縫いとも呼ばれる。
制作には大変な手間と時間を要するが、糸が浮き上がる
他の刺繍技法と異なり糸がひっかかりにくく、どの刺繍よりも
強度がある。
金銀糸は用いず、光沢のない刺繍糸がメインのため
落ち着いた上品な仕上がりが人気。
日本刺繍の同技法は『相良繍』と呼ばれる。
表裏:絹100% 縫製は手縫いです。
身丈(背より) | 162cm (適応身長167cm~157cm) (4尺2寸8分) |
---|---|
裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。