商品番号:1528727
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
老舗織元・誉田屋源兵衛より、
小石丸の糸を用いたしなやかな地風の袋帯のご紹介です。
一見してその迫力は、他のどのような帯にもない風格と
重厚さを漂わせており、この織りへのこだわりこそ誉田屋源兵衛ならでは。
是非上等なお着物に合わせていただきたく存じます。
【 お色柄 】
しなやかに織り上げられた茶色の帯地。
一面金の箔糸を用いて、細やかに波濤の模様が込められております。
お柄には金糸を用いて、ゆったりと曲線を表しました。
その上をひらり、木の葉の吹き寄せ模様が走ります。
お色数は最小限に抑えてすっきりとまとめ、
金糸やざっくりとした箔糸の輝きが
気品あふれる表情に仕上がっております。
煌めきはたっぷりと、しかしながらあくまでも上品に。
さすがはこだわりの作品ばかりを発表される誉田屋の帯と、納得いたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 小石丸について 】
日本古来の在来種の蚕で、蚕の中でも最も細い糸をはき、艶があって張力が強く、
けば立たないなど優れた特性を持っています。しかしあまりにも小さく、繭糸量が
少ないため、昭和期の一時、飼育の中止が検討され、激減したため、その生産量は
極端に低く、"幻の絹"と呼ばれております。
極細の糸より織り上げられた生地は、肌触り感がよく、
光沢性、ドレープ性、染着性、発色性、どれも優れた
風合いとなっております。
【 誉田屋源兵衛について 】
1738年(元文年間)創業
京都室町の帯の製造販売の老舗。
現在は十代目である山口源兵衛が、代々受け継がれてきた
技術とともに革新の精神を持って意匠、配色、素材、
一切の妥協を許さず、洗練された帯を作り続けている。
【 沿革 】
1738年 初代矢代庄五郎により、南矢代誉田屋創業、
西陣大火災後の復興に尽力。
1868年 6代目矢代庄五郎より、京都松尾出身の
山口源兵衛が7代目を継承。初代誉田屋源兵衛を名乗る。
西陣帯地大元卸商として「横綱」の称号を得る。
1917年 7代目誉田屋源兵衛没、8代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1933年 8代目誉田屋源兵衛没。9代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
1981年 9代目誉田屋源兵衛没、現10代目誉田屋源兵衛襲名、継承。
後、帯作りに専念。
1985年 全国の原始布を素材として個展を開催。
以後、インド、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
1994年 京都六条の江戸末期の町屋にて創業260周年展。
1999年 「京都誉田屋源兵衛帯ときもの展」開催。
2000年 「誉田屋源兵衛 織りの帯展」開催。
2002年 小石丸企画に対して日経MJ賞受賞。
日本の原種の繭である小石丸の復活と継続、
日本の染色技術の活性化に努める。
2003年 日本文化デザイン大賞受賞。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※ガード加工済
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、食事会、お付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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