商品番号:1526838
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
長い歴史に研磨されたその技術…
西陣の名門【 篠屋 】による、
シンプルなデザインの特選袋帯のご紹介です。
受け継いだ伝統、大和の古典の風雅をぎゅっと凝縮した
完成された『古典美』の世界。
一本を大切に、長くお使いになりたい方にお勧めの、
質感、意匠ともに自信をもってご紹介できるお品でございます。
『西陣証紙No.4』。
その証紙ナンバーが証明するとおり、西陣でも老舗中の老舗であり、
しっかりとしたしごとぶり、確かな織技で、お着物通の方にも
定評のある品々を創作されております。
今回ご紹介のお品は、西陣の匠ならでは、伝統を守りながらも
現代のシーン、TPOにあわせた豊かな表情の袋帯となっております。
【 お色柄 】
こしのあるやわらかさ。
お色は濃い褐色地をベースに、オフホワイトと
明るい光沢のある金糸づかいにて、細やかな織疋田で構成された
動きを感じさせる、弧を描くラインを織り描き出しました。
名門の卓抜した織妙を、心ゆくまでどうぞご堪能下さいませ。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 商品の状態 】
うっすらと締め跡がございますが美品です。
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.25m(やや短尺・以前の規格の長さです)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。