商品番号:1518535
(税込)
【仕入れ担当 中村より】
精緻な絣柄が特徴の本場大島紬を入荷致しました。
お仕立て上がりならではのお値打ち価格でお届け致します。
カジュアルシーンに重宝頂けるシックで洒落たデザインの大島紬ですので
洒落ものの袋帯や名古屋帯と合わせて存分にご活用下さいませ。
【色・柄】
ご覧頂いてお解かりでしょうか…
7マルキ式一元の絣模様にて、洒落たお柄を織り成した一枚。
深い黒色の地に、見事に絣の密度による奥行きを感じさせる
「ハイビスカス」の花を込めた間道柄を織り出しました。
凛とした上質さとシンプルさが合わさった素敵な仕上がりとなっております。
気が遠くなるような手間と時間をかけて織り出された手仕事の結晶…。
ご寸法のあう方でしたら、本当にお値打ちかと存じます。
どうぞお見逃しなく、この機会にお召しくださいませ!
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【大島紬について】
日本が世界に誇る、細密絣の織物です。
大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらなかった部分が絣になるのです。
絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけながら織り込まなければならず、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。
図案に合わせ締め機にかける糸を調節し、
確実に数ミリメートル単位の狂いもなく締め込んでいくというのは、緻密で根気のいる作業。
この時点で間違いがあれば、絣模様が出来なくなってしまうため、
力があるだけでは出来ない、神経を使う難しい仕事なのです。
その素晴らしい絹糸を高機による手織りで、一糸一糸心を込めて織り上げられます。
一反を生み出すのに、シンプルなお柄のものでも一か月。
凝った柄行のものですと、優に数か月もの月日を要します。
数センチメートル織り上げては経糸を緩め、一本一本針で絣を合わせていく。
本当に気の遠くなるような作業の繰り返しで、
大変細やかなお柄を、織りによって表現しています。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:緑茶色(無地)
身丈(背より) | 164cm (適応身長169cm~159cm) (4尺3寸3分) |
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裄丈 | 70cm(1尺8寸5分) |
袖巾 | 35.5cm(0尺9寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 32cm(8寸4分) |
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、女子会、街着、お稽古、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸帯、八寸帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。