商品番号:1516349
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【 仕入れ担当 岡田より 】
琉球の染織作品の中、とくに自然布の中で、
最も有名な“芭蕉布”の特選九寸名古屋帯のご紹介です。
残念ながら証紙類は付属しておりませんが、
おそらく喜如嘉で製織されたものかと存じ上げます。
シンプルな絣のデザインに、自然素材の持つ
おだやかな色使いで、夏の小紋、織のお着物、
特に同じ琉球が産地の宮古上布や八重山上布、
琉球かすりの壁上布をはじめとする夏の織物、
越後上布、小千谷などのお着物にぴったりかと存じ上げます。
【 お色柄 】
糸芭蕉の自然な亜麻色の濃淡が浮かぶ帯地に、
琉球藍を用いた、濃い黝色(ゆうしょく:
青みを帯びた墨色)の絣にて、三玉の
石畳とマユビチ(眉引)トゥイグゥアーの
絣柄が織り上げられております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※芭蕉布の性質上、糸芭蕉の繊維の凹凸、毛羽立ち、
組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【 芭蕉布について 】
喜如嘉の芭蕉布
文部科学大臣指定重要無形文化財(1974年4月20日指定)
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
糸芭蕉から採取した繊維を使って織られた布。
日本の別名は「蕉紗」。
沖縄手織りの中でも最古の1つと言われており、
その名の通り植物の糸芭蕉を原料として
織り上げられ、沖縄本島の北部に位置する
大宜味 (おおぎみ) 村の喜如嘉 (きじょか)が
主な産地である。
1972年、沖縄が日本に復帰すると同時に、
芭蕉布は県の無形文化財に指定され、かの平良敏子氏が
その保持者としての認定をうけた。
1974年には大宜味村喜如嘉の芭蕉布が
国の重要無形文化財に指定された。
糸芭蕉の繊維は麻より繊維が堅いため軽く張りがあり、
風通しが非常に良く、衣類が肌にまとわり付くこと無く、
一層さらりとした肌触りとなるため、猛暑で夏の長い、
亜熱帯気候の沖縄に最適な織物である。
芭蕉布の原料となる糸芭蕉は、3年ほどかけて
人の背丈を超える大きさになったところで
やっと採取可能な状態となり、1本の糸芭蕉から
20グラム程度という極僅かな採取量である。
1反の布を織るには200本の糸芭蕉が必要とされる。
芭蕉糸:100%
長さ約3.54m(お仕立てあがり)
柄付け:お太鼓柄
※芭蕉布の性質上、糸芭蕉の繊維の凹凸、毛羽立ち、
組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、気軽なお食事、街歩きなど
◆あわせる着物 夏の小紋、織のお着物、上布、自然布のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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