商品番号:1513643
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【 仕入れ担当 戸高より 】
織物と言えば「西陣」と呼ばれるほど、
西陣は日本の帯産業を担ってまいりました。
そこに、1889年から社を構える【 加納幸 】。
近年では西陣織の歴史を紡ぎ、パリやアメリカの美術館に出展、
ベトナムの国家主席が来日した際の贈呈品として嗜まれたり、
故・安倍元首相の黒紋付けを製作したりなど国内外問わず、
その技量を見せつけてまいりました。
2021年には某海外ブランドメーカーの限定車で加納幸の
「卿雲(けいうん)」デザインを内装に採用するなど
真価を発揮する勢いは留まるところを知りません。
その西陣きっての織屋【 加納幸 】より
シックな面持ちを浮かべる逸品の袋帯をご紹介致します。
都会的なテイストはお締めになられる方へ
どこまでもお出掛けを楽しんでいただけるように。
お目に留まりましたら是非お見逃しの無いようお願いいたします。
【 お色柄 】
銘[ 正倉院市松 ]
綿密に織り込まれたキメの細かい帯地。
牡丹鼠色を基調にして清華な印象を与えてくれます。
そこに鉛色と白練色の色彩にて織り描かれた麗しい唐草を
市松模様であらわしました。
シンプルな中にもキラリと光る幻想的な空間美。
品格と現代にも通じる洗練を見事に混ぜ合わせる、
名門ならではのデザインの世界を投影した一品となりました。
全てが計算され尽くした大変に完成度の高いお品です。
【 加納幸について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.440
1889年(明治22年)創業
専門店指向のフォーマルから、通をうならせる
ユニークな創作品まで幅広く製織する織元。
手織の最高級帯を創作する織屋としての一面も
さることながら、都会的色彩感覚、デザインを
全面に打ち出し、従来の和装の概念にとらわれない
イメージの帯を次々と創作、新しい境地を常に切り開く、
攻守そろったものづくりをしている。
海外での評価も高く、世界的に有名なファッション雑誌への掲載、
メトロポリタン美術館において、ジャパン・アート特別展に出展され、
現在も美術館の収蔵となっている作品もある。
現在の加納幸のコンセプトは『粋さと上品さの両立』。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹90% レーヨン・ポリエステル10%
長さ約4.3m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆合わせるお着物 訪問着、付下げ、色無地など
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