商品番号:1512301
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
本物の「本塩沢」を織り上げることのできる数少ない織り元のひとつ、
「宮田織物工場」謹製の本塩沢のご紹介です。
土台しっかりと、本当によきものはいつの時代も愛され続ける。
本塩沢はまさに、定番の一枚としていただけるお品でございます。
それもシンプル重宝で人気の蚊絣のお品。
今回訳ありのためお値打ちに仕入れることができました。
お目にとまりましたらどうぞお早めにお求めくだいさいませ!
【 色柄 】
遠目にも、そのシボが分かるほどの陰影を持つ、表情豊かな絹地。
穏やかな紫色の地に、
キリリと引き締める抹茶色の絣糸で一面に織り上げられた蚊絣文様。
シンプルなお色柄ながら、洗練された面持ちを醸し出す一枚に仕上がっております。
雪国の里で織り上げられた…
強くしなやかな紬には、かの地の人々の強い心意気が感じられます。
【 商品の状態 】
巻終わりに黄変がございます。
ご寸法によっては出ないように御仕立て可能かと存じます。
お手元で現品をご確認の上、お値打ちにご活用くださいませ。
(矢印の巾は約1cmです)
【 本塩沢について 】
国の重要無形文化財である「越後上布」より受け継いだ技を絹織物に取り入れ、
古くは「塩沢御召」として、愛され続けている本塩沢。
伝統的工芸品のマークが貼られる本塩沢。
それは、以下の要件を満たすものだけに限られます。
≪技術又は技法≫
(1)先染めの平織
(2)縦糸の絣と横糸の絣とを手作業により柄合わせし、絣模様を織り出す事
(3)地糸に使用する横糸は、米のり、その他の植物性糊料を用いる
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
(4)絣糸の染色法は「手くくり」「手摺り込み」「板締め」
又は「型紙なせん」による事
(5)しぼ出しは「湯もみ」による事
≪使用する原料≫
糸は生糸を使用する
≪製造される地域≫
新潟県南魚沼郡塩沢町・六日町
その特徴は、緯糸に強く撚りをかけることで、
サラリとしたなかにも、本塩沢の命でもあるしっかりとしたシボ立ちを感じさせ、
シャリ感のある独特の地風に織り上げること。
シワになりにくい点でも重宝されておりますし、
肌につかず快適な素材感は単衣にもおすすめのお品でございます。
【 本塩沢(塩沢お召し) について 】
産地:新潟県南魚沼市
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年12月15日指定)
本塩沢の証紙は塩沢織物工業組合(現加盟織元9社)
によって管理される。
・技術又は技法
一、先染の平織
一、たて糸の絣と、よこ糸の絣とを手作業により
柄合せし、絣模様を織り出す
一、地糸に使用するよこ糸は、米糊、蕨糊、布糊を用いる事
「のり付け」をした後「追ねん」をする事
一、絣糸の染色法は「手括り」・「手摺り込み」
「板締め」又は「型紙捺染」による事
一、シボ出しは「湯もみ」による事
本塩沢は、越後上布・塩沢紬・夏塩沢と共に
塩沢産地の代表的な伝統織物。
起源は寛文年間(1661年~72年)に堀次郎将俊による
強撚糸を用いた“シボ”のある強撚織物の考案、
近郷の婦女子に伝えた事が始まりとされる。
越後に伝わった縮織(明石ちぢみ)の手法を取り入れた
小千谷縮をもとに、その技術を絹に展開、さらに結城紬や
西陣お召の技術も吸収しながら現在に至るハイブリッドな織物。
右に撚った糸(S撚り)と左に撚った糸(Z撚り)を
交互に組合せ、湯もみすることによりシボが生まれる。
強く撚られた糸が戻ろうとする力が独自の凹凸を生み出している。
凹凸は肌への接触面積を減らし、さらっとした感触となるため
単衣の時期により好まれる。
絹100%
長さ約12.2m 内巾約37cm(最大裄丈約70cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃 5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、女子会、街着、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円+ガード加工6,050円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※こちらの商品は、雨などの水分に対して特ににデリケートな生地ですので、
お仕立ての際には、撥水加工されることをお薦め致します。
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