商品番号:1511728
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
緻密に織り出された紹巴織の味わい…
古代の浪漫を感じさせる…
京の名機屋、西陣まいづるより
素晴らしい秀作をご紹介いたします。
経糸を高密度で織りなしているため、
非常にしなやかで締めやすいお品、実際触れていただきたい仕上がり。
どうぞお手元にてご堪能くださいませ。
【色・柄】
結べばきゅっとお身体に馴染むしなやかな地風。
紹巴織によるきめ細やかな織味は、
締め心地も良く、柄の表現も実に繊細です。
シックで深みのある鉄紺色の帯地に、
多彩な絵緯糸で「渡来裂更紗文」と銘打たれた
菱を繋げた装飾模様が織り成されています。
上級者向けの洒落味をただよわせつつも…
格調高く、奥行きある独特のムードを感じさせてくれます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
保管の際のたたみ皺がございますので、お届け前にプレス加工をサービス致します。
お届けまで1週間ほど頂きます。
【紹巴織について】
利休の弟子でもあり、茶人のほかに歌人でもある里村紹巴。
氏が好んだ仕覆やふくさの裂の多くは、
地組織の縦糸とは別に柄をあらわす縦糸が織り込まれた二重縦組織の織物が使われています。
柄行が絵のように緻密にあらわされたその織物のことを「紹巴織(しょうはおり)」と呼びます。
紹巴織は、高級品として代表的な綴れ織に似ていて、
緯糸が経糸を包み覆うような織り方を特徴とし、緯糸によってのみ柄行が織り表されています。
そのしなやかな風合いは締めてしっかりとゆるみにくく、
かつ軽やかで長時間締めても疲れないというもので、
作品としての格のみならず、実用品としても素晴らしい特徴をもっております。
【 西陣まいづるについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.29
1907年(明治40年)創業
江戸時代に「松屋」の屋号で禁裏御所
(京都御所)の出入りを許された商家。
江戸時代中期に松屋儀兵衛が近江の国
(現在の滋賀県)より京都に出て、
呉服商を営みはじめたのが始まり。
江戸時代後期には高島屋や大丸と共に
京都の名店としての地位を確立した。
後、松屋七代目・舞鶴正七が西陣の地で
織元として新たに創業。
美しく魅力的な織物を作り続ける事、
世間から必要とされる織物を作り続ける事、
時代の変化に対応した織物を続けていく事を
モットーにものづくりをしている機屋。
主なブランドラインにゴブラン紹巴、
三眠蚕、耀虹螺鈿、琴糸織などの
シリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事会、カジュアルパーティー、お稽古など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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