商品番号:1511124
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
薄手の縮緬地にカチン染と一珍染を併用し、
味わい深い辻ヶ花のお柄を染め上げた
特選袋帯に、帯と同色系のなじみやすい彩りの
小物をコーディネートいたしました。
軽い地風ですのでお締めいただく方の負担も少なく、
小紋、織のお着物などにあわせてカジュアルの帯姿に
重宝して頂けることでしょう。
【 お色柄 】
さらりとした地風の薄手の縮緬地をくすんだ
白橡(しろつるばみ:淡いやや灰みの白茶色に近い色)
色に染め上げ、カチン染と一珍染を併用して萩のような
お柄が染め上げられております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
締め跡やたたみジワがございますが、結んだ際に
気になるような汚れはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
※帯締め、帯揚げにつきましては
新品のお品をお見立てさせていただいております。
【 カチン染について 】
「かちん」とは「墨」のこと。
墨を用いた線描き技法で桃山時代に確立したとされる。
木賊を何本か束ねて焼き、炭にしたものを
カチン棒と言い、カチン棒を水に溶いた染料で
染めた物が本来のカチン染である。
現在は木賊を用いた原料の製作技法が途絶えた為、
代替品として墨が用いられている。
筆で手描きをするカチン描き(訪問着や染帯が主流)と
型紙を用いて刷毛ですり染めを行うカチン刷り
(小紋などに多い)がある。
中世にはカチンと言う響きに縁起の良さを感じ
多くの戦国武将達がカチンの着物を勝負服として
愛用したと言われている。
残念ながら江戸時代中期に友禅染が誕生すると
段々と衰退した。
【 一珍染について 】
桃山時代に生まれた染技法。
一珍とは防染糊のことで、もち米を主体とした
友禅に対して、主原料は小麦粉と石灰。
これを糊状にした一珍糊を、先金を付けた筒紙に詰め、
そのまま生地に筒描きし、乾いたのち生地を斜めに
引っ張り糊をうかせてはがし、表面にひび割れのような
文様を表現する。
【 袋帯 】
絹100%
長さ約4.48m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:袋縫い
【 帯揚げ 】
絹100%
長さ約170cm 幅約28.5cm
【 帯締め 】
素材/絹100%
長さ/約158cm(房含まず) 幅/約1.3cm
日本製 撚り房
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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