【夏物】 【日本工芸会正会員　真栄城興茂】 本草木染手織り 特選紗紬九寸名古屋帯 ～琉球美絣～ 「十字にハサンビーマ」 まさに美絣、琉球の真髄！

【仕入れ担当　吉岡より】
ファンのお方、そして誰もお持ちでない染織工芸品をお探しのお方、
大変お待たせいたしました…

沖縄の光と風を糸に託して―
本当のキモノ通が求めるめったとない逸品、
織りの宝と呼ぶべき琉球美絣の帯地をご紹介致します。

京都室町でも、めったと出会うことができず、
本当に限られた創作数しかございません。

中でも軽い風合いの夏物九寸帯は大変希少です。
どうかこの希少なご紹介の機会をお見逃しなきようお願い申し上げます。


【色・柄】
サラリとした軽い風合いの駒上布地。
琉球藍を用いた藍染によって、この美しく穏やかな青色を生み出し
「十字にハサンビーマ（鋏・はさみ）」の伝統柄が浮かび上がります。

優しさに包み込まれたかのような、繊細で上品な仕上がり。

どうぞ、この機会に琉球の色を纏う喜びをご堪能いただければ幸いでございます。

もちろんのことすべて先染の糸を使った織なのですから織りに対する、
熱き想いは計り知れません。
末永く大切に御召頂ける方にお届けできればと心より願っております。


【琉球美絣について】
真栄城興茂氏の父である故・真栄城興盛氏によって始められました。
現在は、母親である喜久江氏が後を継いでおり、
現在琉球美絣を創作出来るのは、喜久江氏と興茂氏のお二人だけでございます。

琉球美絣は、白い糸をまず濃紺になるまで染める、いわゆる先染をしています。
染料は沖縄独特の琉球藍で、これを発酵させた「泥藍」を用いております。
染め上げた糸は、締機か手括りで絣を作り、脱色し手織りで織上げます。
木綿は約8回、絹は約10回脱色を繰り返し、
丹精込めて創り上げた絣糸を使用し織り上げられます。


＜真栄城興茂（日本工芸会正会員）略歴＞

1955年　沖縄県那覇市生まれ
1978年　家業の染織業に従事、母・喜久江に指導を受ける
1987年　「美絣工房」設立
1948年　日本伝統工芸展文部大臣賞受賞
2003年　浦添市立美術館にて個展