【龍村平蔵製】 特選手織り本袋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「木画獅鳳錦」 歴史に基づく超俗の美的感性

商品番号:1496886

¥298,000

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【 仕入れ担当 岡田より 】

力強く、古典を踏襲しながらもどこか新しい。
西陣の帯の中でも、名高き【龍村平蔵】製の
高級袋帯のご紹介です!

一般的にご紹介の多い平蔵製の作品は
迫力ある大胆なデザインが多いですが、
本品は比較的煌びやかな箔糸使いや大胆さを抑えた
シックで使いやすいデザインとなっております。

そのなかでもさり気なく平蔵製らしい箔使いを
アクセントとして取り入れておりますので、
平蔵製らしさもしっかりと感じていただける作品です。

状態も良く、末永くお使いいただけるひと品ですので、
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!


【 お色柄 】
しっかりと密な織味の葡萄茶色の錦地。
お柄には鳳凰と獅子を中心に、
小花や花喰鳥の意匠を織り上げました。

小花の一部には平蔵製らしい煌びやかな箔使いが施され、
主張はせずとも上品なアクセントとなっております。

名門の名に恥じない一目でわかる名門龍村の織美への感性。
独特の緻密で大胆な、歴史に残る卓抜した芸術美は本当に見事です。
終生ご愛顧いただける作品として、どうぞ大切にお締めくださいませ。
どのような場でも自信をもってご活用いただけることと存じます。


【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。


【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。

経歴
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。

研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。

龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2007年4月に四代目龍村平蔵を襲名

- 素材・サイズ

絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.23m
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:本袋のためございません

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 式典、お付き添い、パーティー、お食事会、音楽鑑賞、芸術鑑賞など

◆あわせるお着物 訪問着、付下げ、色無地、格高い小紋など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

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