商品番号:1491221
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
数多く取り扱って参りましたが本品のシリーズは初のご紹介となります。
織りの宝石、佐波理綴(さはりつづれ)の中でも裏地に糸が渡らない、
リニューアル佐波理と題された本袋帯。
繊細でいて力強い古典の意匠をその独自の織り技法によって表現した逸品をご紹介致します。
本当に良きものをお探しの方に…
お目に留まりましたら是非、お見逃しございませんようにお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかでありながら、ほどよく感じられるシャリ感に、見た目に反する軽やかさ。
重厚な彫金を思わせる表情でありながらも、
お手にとっていただききますとその地風は、良い意味で予想を裏切ります。
玉虫のように変化する箔糸使いは、
深みある黒色をベースに
金銀の濃淡が浮き沈みし重厚な煌きを醸し出しております。
意匠には名物裂花兎文が幽幻なムードで織りなされております。
もう片面は幻想的な霞模様をあらわして…
「佐波理綴」=きらびやか、とイメージいたしますが、
本品はほどよい落ち着き感があり、
広いシーンにお締めていただけることと思います。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが締め跡もなく、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 佐波理綴(さはりつづれ)について 】
京都 御寮織司 六家筆頭の井関家の血を引く
織物作家・池口定男が創作した織物。
佐賀錦と綴れ織の特性を組み合わせた佐波理工法で
織り上げられている。
1981年に東京で開催された昭和天皇の寿祝の
正倉院記念展の出展物の佐波理(銅・錫・鉛の合金)
からインスピレーションを受けて制作された。
佐波理綴誕生のきっかけは、制作した作品を着たモデルが
きものショーに出演した際に、客席の照明が暗くなった途端
きものから華やかさがなくなり、暗く沈んだ色合いに見えた事。
ショックを受けた池口氏はそれ以来、「光」「輝き」をテーマに
試行錯誤を重ね「光を失わない織物」を完成させた。
その精神と技術は2011年に二代目を継いだ
池口友啓によって受け継がれている。
帯のタイトルに「友」がついているものは池口友啓デザイン、
「定」がついているものは佐波理を開発し池口定男デザイン
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.51m
本袋縫い
太鼓三通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、パーティー、レセプション、音楽鑑賞、観劇
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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