商品番号:1487525
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
西陣老舗の一格上、名門【泰生織物】の逸品…。
帯問屋間でも一目置かれております機屋さんでございます。
その名門によって丁寧に織り上げられた、
きびそを使用した手織りの八寸名古屋帯、
それも人気の高い白無地を買い付けてまいりました。
一見すると、何の変哲もないような紬帯かと思われるかもしれませんが、
この価値をお分かりいただける、
おしゃれにこだわりをお持ちの通の方に愛でていただければ幸いです。
作数は限られており本当に希少な作品でございます。
織物好きの方へ自信をもっておすすめさせていただきます。
この機会、是非お見逃しなくお願い致します!
【 色・柄 】
ざっくりと織り上げられた、しなやかな真綿紬地。
その上質な紬地には生皮苧糸を一部に織り込み、
清雅な白無地にて間道を全通に織りなしました。
溶け合い、重なり合う織と素材の奥行き感。
生皮苧のぬくもりに、シンプルな意匠が映えます。
【 生皮苧(きびそ)について 】
聞きなれない方もいらっしゃるとは思いますが、
繭の周りの不均一な所を取り除く工程で出てくる通常糸にならない部分。
繭から糸を引く際の不必要な部分ですが、その素材を用いた御品です。
もちろんのこと製糸だけでも現在できる職人さんは少なく、
真綿のように織り辛く、製造も現在では殆どございません。
【 泰生織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.8
1836年(天保7年)創業
1957年(昭和32年)設立
前身は明治期の西陣屈指の機屋・泰成織物。
1957年に「新たに生まれる」の意を込め
「泰生織物株式会社」を設立。
高級工芸帯地の織元として現在に至る。
織技術・締めやすさへの工夫にはじまり、
絹と箔をたくみに用いながら意匠力、
独自の配色など有形無形の技と品質に
こだわりを持って帯を製織している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.8 泰生織物
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、女子会、街着、ご趣味の集まりなど
◆あわせる着物 小紋、紬
この商品を見た人はこんな商品も見ています