商品番号:1484908
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【 仕入れ担当 田渕より 】
市場にはほとんど出回らず、
呉服の本場、京都室町におりましても滅多と出会えません…
緻密で美しい木版更紗に魅せられた、
日本における木版更紗の異才・川端美朝(びちょう)氏による
特選品のご紹介です。
更紗系の染織がお好きな方には憧れの存在でもありましょう。
更には両面使いの希少品…
どうぞお見逃しないようご覧くださいませ!
【 お色柄 】
ざっくり、味わい豊かに織りなされた紬地。
ナチュラルなベージュの地には、六通に渡って
美朝氏らしいエキゾチックな更紗模様が染め出されました。
またもう片面は灰色をベースに花模様をあしらって。
他の染色技法では決して味わうことのできない、木版染め独特の持ち味。
まさに通好みのプロをも納得させる、創作力の高いその表情。
型紙を何十枚と用いるような丁寧な摺りの更紗もすばらしいですが、
工業的なプリントのものとは比較のしようもなく、
美朝氏ならではの、ひきこまれそうなほどの表情がございます。
まさに最高の、大人の上質カジュアル。
見れば見るほどにその味わいに魅了されてしまう、
こだわり尽くした最高級のお洒落でございます。
どうぞこの機会に、本物の更紗、
木版染めの魅力に触れていただければと願っております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 川端美朝について 】
インド王族から譲り受けたという貴重な木版を用いて染め上げられる更紗は、
繊細さと優雅さが同居し、かつ美しさの根底には力みなぎるような、
本当に独特の、決して平面的ではない奥行きがございます。
更紗とは、数千年前のインドに発祥し、
人物・鳥獣・植物などの様々な文様を多彩に染めた布地のことを言います。
また世界各地の多様な染めは、紀元前二千年の古代インドに発祥する
「木版更紗」に始まるともいわれております。
日本においての更紗は、古くは奈良時代に、
ヨーロッパやペルー・エジプト・ミャンマーなどからもたらされた文様で、
装飾品・調度品・磁器・などに数多く残されております。
それから現在までの長い年月の間に和文化に取り入れられ、
遠い異国への憧憬とともに、着物や帯の文様として愛され続けてきました。
――とにかく、わたしは本物を追求したかったのです。
染めの原点を追求していったら、インダス文明にいきついたんですよ。
美朝氏は語ります。
30年ほど前の日本では、木版更紗は誰にも知られていませんでした。
美朝氏は、この古代の木版更紗にたった一人で取り組んだのです。
版木に顔料をつけ、絵柄に切れ目のないように、幾度となく布面に押し写します。
手で版木を直に押し重ね、色をつけていくのです。
そのときに出来る顔料の濃淡や色のたまり、版木の合わせズレが、
木版ならではの面白みとなって、作品にあらわれるのです。
絹100%
長さ約4.6m(長尺)
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、街歩きなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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