商品番号:1425784
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
徳田義三氏の図案を、染織の名門「しょうざん」が織り上げた
西陣織袋帯のご紹介です!
お洒落訪問着や染めの生紬、また結城紬、大島紬、牛首紬などをはじめとした
全国津々浦々の紬織物とのコーディネートは抜群にお洒落です!
こういった柄行は、洋の場でもしっくりと調和するのがその魅力。
ひと目で「よいもの」とわかる最高の仕上がりです。
どうぞお見逃しないよう、その魅力をご堪能下さいませ。
【 色・柄 】
繊細な紬糸に金糸を混ぜて織り上げた帯地。
地色は明るい赤色を基調として、
お柄には横段の構図に合わせて、唐花模様が大胆に織り表されました。
そっと艶めく金の太箔も織り混ぜ、
帯地から浮かび上がるような面持ちに仕上がっております。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 徳田義三図案・燦煌華について 】
このお名前をご存知の方は本当に西陣帯のことを良くご存知だと思います。
西陣界隈では伝説の図案家と呼ばれる徳田義三氏の図案を、
かの染織の名門、しょうざんが織り上げた絶品袋帯です。
徳田氏は、ご自分の名前が表に出ることを嫌われ、
「無形文化財保持者」や「現代の名工」などの肩書きとは無縁のため、
その世界の人間しかその名を知らない人物でした。
作品に対する頑固なまでのこだわりや、モノ創りのためなら
廻りが見えなくなるようなまさに“天才肌”の職人であったと言われます。
徳田義三氏は、伝統を頑なに守り続けることで作家が個性を発揮できず、
時代の求める物とのズレが生まれつつあった西陣織の世界。
そこに、独自の作風で一石を投じたのが徳田義三氏であったのです
西陣のメーカーがこぞって「図案や組織図を描いて欲しい」と頭を下げたにもかかわらず、
自分の満足する帯を作れないメーカーの注文はいくら金を積まれても断ったというように語り継がれています。
大変な高値がつけられ、きもの市場でも常に人気の帯屋捨松。
その六代目が十代の頃より住み込みで修行に入ったのが徳田氏のもとでした。
現在の屋号「捨松」を命名したのも徳田氏。
また図柄や組織もそのままのかたちで託されたそうですから、
捨松ファンの方がはっとされるのも無理もないことかと思います。
【 しょうざんについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2401
京都の着物メーカー。(漢字表記は松山)
西陣の糸屋の三男に生まれの戦後の立志伝中の人物で、
しょうざんのウール着物を大ヒットさせた松山政雄が
創業者。
戦後いち早くシルクウール着物やウールお召を開発。
1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる
「しょうざん生紬」を開発。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金銀糸風繊維以外)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン パーティー、お付き添い、ご挨拶、芸術鑑賞、観劇、同窓会、コンサートなど
◆あわせる着物 訪問着、紬訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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