【 仕入れ担当 中村より 】
山口伊太郎氏、山口安次郎氏。
―そしてもう一人、山口成三郎氏。
西陣が誇る、『唐織能衣装芸術・山口美術織物』の祖ともいえる三兄弟でいらっしゃいます。
今回ご紹介いたしますのは、山口成三郎氏の意匠を今に伝えるべく制作された作品です。
山口の名を冠し、西陣唐織の名門として名を馳せる【山口成織物】より。
典雅な華やぎの意匠が込められた、特撰袋帯をご紹介いたします。
ひと目でその技術とセンスの高さを感じられる逸品です。
名門の逸品、お見逃しなくお願いいたします。
唐織は京都の西陣を代表する伝統的な絹織物でございます。
能衣裳に継がれる西陣の誇る絹唐織物。
美しき絹の本格を一条の帯に託した、本格派唐織袋帯の一品でございます。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
穏やかなベージュの唐衣地に、
ふっくらと唐織の立体感で浮かぶ、黄金色の稲穂の様子。
すっきりと淡い白緑の葉と、コントラストが際立つ「実りの秋」の吉祥柄です。
【 山口成三郎について 】
山口成三郎氏は、かの有名な伊太郎氏、安次郎氏と並ぶ三兄弟の一人として、昭和18年に織屋として独立されました。
当初より古代能装束の復元・研究にあたり、昭和30年代より染織図案家・若松華瑶氏のもとで
昭和の能装束百種(唐織・厚板・狩衣・長絹・舞衣)の内80数点の製織に携わり、
同時期に行司衣装なども手がけながら、皇室御用達の帯を数十点制作してこられました。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約4.4m
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
関西仕立て
◆最適な着用時期 9月~11月(秋単衣から)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、ご入卒・七五三のお付き添いなど
◆合わせるお着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。