【 仕入れ担当 岡田より 】
みちのく羽前米沢。
米沢地方を取り巻く吾妻山や飯豊山の恵み、
作り手の温もり溢れる…ぜんまい紬八寸帯をご紹介致します。
【 お色柄 】
ふうわり、かろやかな紬地の風合い。
随所にぜんまいを織り込み…
そっと触れただけで、心持ちまでも
温かくなるような豊かな味わいがいっぱいに広がります。
ナチュラルな白の地に味わい深い今様色のお色味がアクセントを添えて、
太細を混ぜることでところどころ浮かぶフシの凹凸が生まれて…
シンプルながら洗練されたデザインで、
流行やご年代を問わずにコーディネートしていただけます。
素材感を遊ぶ上質感…
決してたやすく真似できるものではない、工芸品ならではの表情を。
滅多とご紹介もめったとございませんので、
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 米沢紬とぜんまいについて 】
雪と寒さの厳しい山形県では、藩の財政難を立て直すために、
九代目米沢藩主・上杉鷹山が農閑期に適した織物の製造を奨励した結果、
紬づくりの技術が花ひらきました。
わらびやうどと同じ春にとれる代表的な山菜の一つである「ぜんまい」。
ぜんまいは収穫時期が短く、一反の生地に2000本のぜんまいが必要なため、生産量の大変少ない織物です。
このお品は、その貴重なぜんまいの綿毛を丹念に採って天日で乾燥させ、
繭を紡いだ紬糸と伝統の手織り技術によって織り上げたものです。
絹100%(ぜんまい除く)
長さ約3.55m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ランチなど
◆合わせるお着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。