商品番号 1521879

◎やよい・ざ・ばーげん!【夏物】【重要無形文化財・越後上布】【麻匠・小河正義】 特選本麻八寸帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「市松ポツ絣」 幻の織物!憧れ夏の最高布!

売切れ、または販売期間が終了しました。


【 仕入れ担当 竹中より 】

織物通の夏の憧れ…越後上布。

中でも格子や縞、無地よりも工程が多く、絣合わせを施した逸品でございます。

越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として繊維だけを取り、
それを爪と指先で裂いてより合わせてつくる繊細な糸です。

お着物でしたら、約一反分の糸を績むのに3ヶ月はかかると言われております。

手績みの麻は、繊細な性質上、昔ながらの居座り機で丹念に織り上げられます。

糸が細くなればなるほど乾燥に弱くなるため、
暖房のほとんどない場所で作業は進み、雪の湿気だけが糸を守ります。

それを極寒の雪水ですすいで、糊を落として足踏みが済むと…
3月の陽気の良い日に、ご存知、雪上の雪晒しとなるのです。
越後上布は、出来上がるまでに気の遠くなるような時間と手間がかかります。
生産数が本当に少ない為、ほとんど市場には出ることはありません。

歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代・天平年間に織られた麻布が、
今もなお、正倉院の宝物として保存されています。
「北越雪譜」の時代…
いかに機織りが上手にできるかが嫁入りの条件に数えられ、
一家の経済に影響したものでした。

その希少性は、ご説明申し上げるまでもないことでしょう。
お目に留まりましたら、どうかお見逃しなくお願い致します。


【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
大切に保管されていたのでしょう、美品です。
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。


【 お色柄 】
上布、ならではの織りひとつひとつの風合い…
素材そのものの訴えてくるような力強さ。

麻の素材感ある生地は、上品な生成り色をベースに、
市松状にポツ絣模様が表されております。

えもいわれぬ深みと奥行きある表情に仕上がっております。

いつかは越後上布をとお探しのお方へ…
この機会に雪国の努力の結晶を、末永く、大切にご堪能ください。
お手元でご愛用頂けましたら幸いです。

商品詳細

- 素材・サイズ

麻100% 経、緯糸とも青芋の手積み
長さ約3.8m
全通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、行楽、お食事会、ショッピング、街着、ランチなど

◆あわせる着物 上布、織のお着物、小紋など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

お仕立て

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(ガード加工 帯)
(パールトーン加工 八寸帯)