【仕入れ担当 吉岡より】
人間国宝【 故:森口華弘(もりぐちかこう) 】氏が生み出した図案を
9マルキ式カタスの細密な絣で織り上げた本場奄美大島紬のご紹介です。
まるで染め描いたかのように緻密に織りだされた作品です。
なかなかお見かけする機会もないハイクラスの大島紬。
中でも季節を問わない素敵な柄の一枚を入荷致しました!
どうぞお見逃し無く!
【色・柄】
大島紬らしいシックな黒褐色をベースに、
白の他に藤色や青の有色絣を込めて
一面に吹雪のような模様を浮かべた絹地。
意匠には、この吹雪の合間に伸びやかな「花枝」模様が
キリッと浮かび上がる…
まるで友禅の作品のようなデザイン性の高い大島紬です。
しっとりとした絹の光沢感に、シャッと肌をすりぬける独特の生地質。
上等の大島紬は、上質をまとう喜びを心に染み渡らせてくれるおきものです。
大島でも他にはない柄表現のものをお探しの方にお薦め!
カジュアルシーンにこだわりのスタイルをお楽しみいただけることでしょう。
自信を持っておすすめ致します。
どうぞお手元でご覧下さいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【森口華弘(重要無形文化財保持者)について】
本名:森口平七郎
【 生年・認定年・享年 】
1909年(明治42年)12月10日生。
1967年(昭和42年)重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
2008年(平成20年)2月20日没。老衰のため死去、98歳
母の従兄である坂田徳三郎の紹介で
友禅師・三代中川華邨に師事し、華邨の紹介で
疋田芳沼に就いて日本画を学ぶ。
※『華弘』の名は師の華邨の作風を広めるという
意味を込めて坂田徳三郎により名付けられた
雅号「華弘」を用いるようになったため
華弘の代表的な技法である「蒔糊(まきのり)」は、
東京国立博物館で目にした江戸時代の撒糊技法が施された
小袖と漆蒔絵の梨子地を元に、江戸時代より伝わる
撒糊技法と漆芸の蒔絵技法を組み合わせる事で着想を得た。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:黒色(無地)
身丈(背より) | 162cm (適応身長167cm~157cm) (4尺2寸8分) |
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裄丈 | 67cm(1尺7寸7分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 28cm(7寸4分) |
後巾 | 31.5cm(8寸3分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70cm(1尺8寸5分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。