【 仕入れ担当 田渕より 】
輝きの島、宮古島で生まれた
蝉の羽のように繊細で軽く、美しき布…
昭和の図案名人と呼ばれ、
伝統工芸士として当時最高の技術者であり、
宮古上布保持団体の代表を務められた、
下地恵康(しもじけいこう)氏による宮古上布に数年振りに出逢いました。
恵康氏はご存知、日本工芸会正会員・新里玲子氏が師事された方。
保管状態も良く、当時のたとう紙に証紙が貼り付けられ
残布もきっちりと残っております。
夏の和姿に、これ以上のものはございません。
織物ファンの方に…
心よりおすすめのおひとつです。
まずはごゆっくりとご覧下さいませ。
【 お色柄 】
通常の宮古上布よりさらり軽い…
その風合いにまず驚かれることでしょう。
お色はこっくりと深い藍を基調に、
意匠には繊細な蚊絣を背景に、松竹梅を織り描き出しました。
自然に生まれる藍の濃淡が何とも美しく…
夏の織りものの、究極品と言えましょう。
自然の恵みと人の手の努力によって生まれた、美しい美しい宮古上布です。
どうぞ大切に、織りの逸品を堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
苧麻を使用しておりますので、
若干の糸切れなどで糸が出ております。
畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
表:経緯手績み芋麻100% 衿裏:麻 (縫製:手縫い)
※居敷当無し、背伏せ付き
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
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裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67cm(1尺7寸7分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、趣味のお集まり、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。