※雑誌「美しいキモノ」2024年夏号に掲載されたお品と同色同柄のお品でございます。
誌面ではしな布帯とのコーディネートで有名女優さんがご着用されておりました。
【 仕入れ担当 中村より 】
越後の本場小千谷ちぢみ、
名門【 おだぎん 】より、手織の最極上品をご紹介いたします!
よくお見かけする縞や無地のお品とは一線を画する、よきお品…
手仕事だからこその完成度。
緯糸に『140番手』の極細の糸を用いて織り上げられた、
表情豊かな小千谷ちぢみ着尺のご紹介でございます!
どんどん希少になっている手織の小千谷縮。
特にハイクラスな逸品でございます。
今回のお品は雪晒しもされております。
雪晒し後の生地は、丈夫になり、それでいてしなやかな風合いを持っています。
布地を傷めることなく、黄ばみが出にくく、白さも数倍長持ちし、絣の色も落ち着きます。
自信をもっておすすめさせていただきます。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ!
【 色柄 】
さらりとして程よいハリがあり、畝のようなシボ感が味わい深い麻地。
お色は、爽やかな淡黄色地に
鉄色でシンプルな絣意匠を表現しました…
ハリのある生地の質感に、涼やかな透け感。
湿度の高い日本の夏に、快適な和の装いを!
【 小千谷縮 140番手について 】
全国でも、特に豪雪地帯として知られる越後・小千谷地方。
雪深く湿度の高い風土は乾燥を嫌う麻や絹の織物に適しており、冬季の農閑期に
副業として上布や縮などの織物が織り上げられておりました。雪が多いだけに、
半年近くも雪に埋もれて生活しなければなりません。
そうした厳しい環境が、手仕事の極みとも呼ぶべき織物を育んでまいりました…
暑い日本の夏。
見た目の涼やかさだけでなく、お召しの方にも心地よく
過ごしていただきたいもの。天然繊維の麻だけがもつ
爽やかで心地よい肌触りは…
他のどのような繊維にもまさる、夏の最高のお召しものです。
風を通して、肌につかない。
季節を感じさせるその独特の地風。
今回のお品に用いられた『140番手(ばんて)』の麻糸。
特に…140番手の糸はほとんど生産されておらず、
「幻の糸」と呼ばれているほどに希少です。
一般的な小千谷縮に用いられる麻糸は『80~100番手』の
糸を使用して織りあげられております。
糸の細さ故に…織りあげが難しい。
ただ、その仕上りは信じられないほどに軽く、一般的な麻の着物とは
風のぬけが全く異なり、さらりとした肌触りに“格別”な着心地の逸品で
これほどまでに上質な小千谷縮はまず中々ございません…
【 ご自宅でのお手入れ 】
汗で汚れた際には、水またはぬるま湯でかるく押し洗い、そして陰干しを。
巾の不揃いは霧吹きで湿気を与え、手で形をとりながら折りタタミして下さい。
(※洗濯機・アイロン・熱湯の使用は避けて下さい)
本麻:100%
長さ12.5m 内巾39cm(裄74cm前後まで 肩巾袖巾37㎝)
【 付属証紙 】
小千谷織物同業協同組合の証紙
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 女子会、街着、ランチ、観劇など
◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
水通し4,950円+麻衿裏6,600円+お仕立代28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※「水通し」はお仕立て前に生地の糊を落とすために必要な工程です。