【 仕入れ担当 中村より 】
新潟県小千谷の名門おだぎん織物より…
手織りの本場小千谷縮をご紹介いたします!
昔からの技法を守って織り上げられた…
比較的お値打ちに織り上げられている高機ものとは異なる、
≪伝統的工芸品に指定される≫手織りの特選小千谷縮でございます。
ここ2年ほどで本当に数が少なくなりました。
伝産マークの付くお品は年間の生産量はわずか60反にも満たないほど…。
絣括りの職人さんが引退されたそうで、
これからますます生産数が少なくなることが予想されます。
産地問屋さんでも、12月に発注したお品がようやく5月に上がってくるなど
危機的状況の中、良きお色柄のお品を仕入れることができました。
ぜひこの精緻な技をお手元でご確認いただきたく存じます。
来年のご紹介が叶うかわかりませんので、
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
さらりと涼やかな麻地は、
深い青色を基調にして、
立涌に花と蝶の意匠を表現しました。
ちぢみならではのシボとあいまって、本当に美しい透明感をかもし出します。
あくまでもサラリとした色彩が、夏場にふさわしい涼やかな風情です。
丹念に、少しずつ織り進められたことが一見して分かる仕上がりです。
【 小千谷縮について 】
織物の里、越後・小千谷。
縮の元となった越後上布から紐解けば、1200年以上の歴史と伝統を持つ美しい織物。
緯糸に強い撚りをかけ「しぼ」というシワを出す麻織物、小千谷縮。
我が子を育てるように、手間ひまをかけて織り上げられたお品です。
量産できるものではなく、すぐには織り上げることができません。
麻という植物が一反の美しい織物になる奇跡を、すっと通る涼やかな風にのせて、
そのまま肌上に感じていただけることでしょう。
伝統的工芸品に指定される小千谷縮は以下の要件を満たすものだけに限られます。
1. 次の技術又は技法により製織されたかすり織物とすること。
先染めの平織り。
絣糸は、緯糸又は緯糸及び経糸に使用すること。
緯糸は、撚糸とすること。
絣糸の絣及び耳印を手作業により柄合わせ及び耳合わせし、絣模様を織り出すこと。
2. しぼ出しは、「湯もみ」によること。
3. 絣糸の染色法は、「手括り」又は「手摺り込み」によること。
本麻100%
長さ12.5m 内巾37.5cm(最大裄丈約71cm)
小千谷織物之証、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。
◆最適な着用時期 6月の単衣、6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 女子会、街着、ランチ、観劇など
◆あわせる帯 夏の九寸帯、八寸帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
水通し4,950円+麻衿裏6,600円+お仕立代28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※「水通し」はお仕立て前に生地の糊を落とすために必要な工程です。