※コーディネートイメージを掲載しております。ご参考にくださいませ。
お着物は久米島紬のユウナ染着尺でございます。
単品の商品詳細につきましてはお気軽にお問い合わせくださいませ。
※第67回日本伝統工芸展に出展されたお着物のお柄を帯にされたお品でございます。
雑誌「美しいキモノ」2022年夏号では某有名女優さんが着用されたお柄でもあります。
【 仕入れ担当 中村より 】
近年に雑誌掲載も多い氏の作品。
有公氏にも負けない素晴らしい作品も多く制作されております。
決して早くはない33歳での工房入り。
そこから7年後には伝統工芸展の新人賞、
その翌々年には日本工芸会奨励賞を受賞するなど素晴らしい才能を発揮されていますが
そこに至るまでどれだけの努力を重ねられたのか…。
人間国宝を父に持ち、厳しい世界に自ら飛び込んだ方の作品です。
上記のような経歴を語らずともその素晴らしさはお分かりいただけるかと存じます。
ただその氏の人生を少しでもお分かりの上、
本品をお締めいただければより大切な一条になることは間違いございません。
まずはどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
帯地に用いたのは、特撰縮緬地。
そこに浮き上がったのは青海波に、
ハイビスカスやジンベエザメ、シーサーなどの地紋。
爽やかな水色の帯地には、水面に草花のお柄を表しました。
一つ一つの彩りが際立つ、ハイクラスの紅型帯です。
琉球絣や久米島の紬、花織といった南国の織物にもよく似合いますし、
色無地や小紋などのやわらかものから大島や結城など、
手仕事のお着物にもよく似合うことと思います。
【 玉那覇有勝について 】
玉那覇有勝(たまなは ゆうしょう)氏は、1968年、沖縄県石垣島で生まれ、2001年に玉那覇工房に入られました。
祖父にあたる城間氏の作品にも触れながら、紅型の世界で人間国宝である父・有公を師に持ち、
これからの沖縄県伝統工芸を担う一人として活躍されております。
【 琉球紅型について 】
琉球、太陽と海の邦。
降り注ぐ陽光と照り輝く青い海には、命とそのやすらぎ、そして豊かな芸術的創造性をもたらす素晴らしい力があります。
その琉球に花開いた独特の美しい染め物、それが紅型でございます。
もともとは、身分の高い者だけに着用を許され、一般的には禁断の布であった紅型。
廃藩置県によって王朝の庇護はなくなり、戦争によって多くの型紙や道具が失われましたが、
そのような辛苦を乗り越えて創作を続けた職人の情熱は失われません。
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、白生地に糊置きをし、
顔料・染料を用いて色を挿していきます。
水で糊を洗い流してあざやかな色彩が顔を出す瞬間の感動をお届けさせていただきたいと思います。
各工程に力を注いで、丹精込めて仕上げた紅型。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した染め帯ですので、
凛とした美しさが感じられます。
絹100% 長さ3.6~3.7m(お仕立て上がり時)
白生地は特撰紋意匠丹後ちりめんの帯地を使用しております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇六通柄
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣から袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、カジュアルなパーティー、行楽など
◆あわせる着物 小紋、付下げ、色無地、御召、紬
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
★名古屋仕立て(税込11,000円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,650円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,750円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。