【 仕入れ担当 岡田より 】
一面に鹿の子絞りのお柄をあしらった
表情豊かな総絞り小紋のご紹介です。
こういったお柄付けのお品は、帯によっても印象が
変わってまいりますので、是非帯あわせで様々に
コーディネートいただければ幸いでございます。
【 お色柄 】
紗綾形に花を織りだした薄手の紋意匠地に、
黒のみの配色で、鹿の子絞りが一面に
施されております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 絞り染(鹿の子絞り、疋田絞り)について 】
絞染の一種で、小鹿の背のまだらに似ている事から
その名で呼ばれる。布をつまんで糸できつく括り、
染液に浸して染め上げてから糸を解くと、括り箇所が
白く残り、中央が尖って立体的な表現が可能になる。
疋田絞りとも呼ばれ、布目に対して45度の方向に
鹿の子の目を全体にびっしりと隙間無く詰めて染色する。
本疋田と疋田の二種存在し、
・疋田絞り(四つ巻絞り、針絞り):綿糸で4回巻いて括る。
・本疋田絞り:絹糸で7回、根元で1回の計8回巻いて括る。
反物幅1尺(約38cm)の横1列の中に、何粒絞りの目が
存在しているかで名称が異なり、1尺に40粒あれば
40建てと呼ばれる。更に45建て、60建てとあるが、
粒の細かさが疋田絞りの価値を左右する。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
八掛の色:黒・南天地紋
身丈(背より) | 170cm (適応身長175cm~165cm) (4尺4寸9分) |
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裄丈 | 68cm(1尺8寸0分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 52cm(1尺3寸7分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30.2cm(8寸0分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。