【 仕入れ担当 中村より 】
海からの贈り物。
神話の時代より貴重な宝物である真珠。
その美しさは、かのクレオパトラも愛したといわれております。
そんな真珠を帯地に込めて…
気品に満ちた高雅な西陣帯が生まれました。
中でも人気の高い季節柄が入荷しました。
お仕立て上がりでお値打ちなこの機会に
ごゆっくりこの帯の持つ魅力をご堪能下さいませ。
【 色柄 】
真珠の表面を削った真珠の粉が用いられております。
和紙の上に箔を敷き、そこに、粉砕した真珠の粉を重ね作られるのです。
そうして帯に織り込まれた箔が、美しい光沢と独特の奥行きを演出し、
他にはない表情をお楽しみいただける仕上がりとなっております。
さらりと、しなやかでキメ細やかな風合いの帯地。
白銀色を基調として、伸びやかな藤の花模様が織り成されました。
その中で、ところどころに配された真珠箔ならではの上品な煌めき。
そのパールの輝きは、さり気なく気品を添える印象です。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
【 真珠箔について 】
真珠の粉を箔に織り込む技法、真珠箔。
本真珠の表面だけを削り取るという特殊な技法で真珠の粉を作ります。
そして和紙の上に本金箔を敷き、その上に粉砕した真珠の粉を重ねて撒き散らし、金箔に摺りつけて。
今度は、絵柄に合わせて摺りつけた真珠の層を摺り出し、下層にある本金箔を浮かび上がらせます。
出来上がった「真珠本金箔」を帯の緯糸として織り込めるよう、細かい糸状に裁断します。
袋帯を織り上げるのに、約一万本の箔が必要になります。
仕上げは糸状に裁断した「真珠本金箔」を一本一越づつヘラで引き込み織ります。
帯に織り込むと箔の輝きと美しさがすばらしく遠近感をもたらすのです。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ4.4m
浅山織物謹製
耳の縫製:かがり縫い
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 4月~5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、色無地、付下げなど
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。