【 仕入れ担当 田渕より 】
穏やかに心に響く涼感…
染色家・久呂田明功(くろだ みょうこう)による、
絽ちりめん地の夏帯をご紹介致します。
中古市場において非常に人気の氏の作品は、
夏物となると本当に出逢うことがございません。
問屋さんにお願いを重ね、何とか仕入れてが叶ったひと品でございます。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
ふっくらと豊かなシボ感の絽ちりめん地。
富貴でありながらやわらかな手触りで、
意匠の優しさをふくよかに引き立てるよう…
仄かな透け感は単衣から盛夏までお締め頂けます。
その地をまろやかな若菜色に染め上げて、幻想的な辻ヶ花の意匠が染め表されました。
図案・色彩・センスは、ひと目で久呂田氏のものとわかる、
見る人の目に飛び込むインパクトと柔らかさとを合わせ持った作品に仕上がっております。
どうぞ本物の味わいをご堪能くださいませ。
末永くご愛用いただければと願っております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 久呂田明功について 】
先代・久呂田氏は、昭和に活躍された染織作家、浦野理一氏の流れを汲み、
独特の意匠と都会的なセンスによって、
友禅や絞り染による力強い作品を生み出した。
現在は娘さんがその名を受け継がれ、
二代目・久呂田明功として、完成度の高い仕事はそのままに、
現代的かつ女性らしい感性も加えられた美しい作品で人気を博している。
都立高校を卒業後、
デザイン関係を学びながら先代の下で現業を習得。
1997年、先代の父亡き後、屋号を久呂田より工房久呂田明功とし、
先代が残した辻ヶ花染めや、
真糊による友禅染めの技術を継承すると同時に、
新しい技術・デザインにも挑戦し、久呂田氏らしい、
見る人にインパクトを与える力強い作風で製作を続けている。
≪作者受賞暦・沿革≫
全国小紋友禅染色競技会
57回経済産業省製造産業局長賞
58回京都織物卸商業組合賞
59回浜縮緬工業協同組合賞
60回経済産業省製造産業局長賞
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
※裏地付き開き仕立て
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~9月頃)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、カジュアルパーティー、ご趣味の集まりなど
◆合わせるお着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。