【 仕入れ担当 中村より 】
海を染め、風を織る能州紬。
曹洞宗大本山、総持寺の門前町として栄えた事からその名がある、能登・門前町。
この町の松林と海岸を見渡せる絶好の場所に「絲藝苑」はあります。
故・上島洋山氏で知られる、能州紬のご紹介でございます!
残念ながら氏はご存命ではございませんので、
新しく織り上げることは不可能でございます。
もちろん数あるお品ではございませんし、よくある紬の白生地にお柄を染め上げたものでもございません。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【色柄】
節感豊かな紬地は独特の深みと艶のある神秘的な色合い。
能登の海の海藻で地染めした後に、
植物染料で染め出す“海藻染め”によって
このなんとも言えないお色になっております。
画面上でどれだけお伝えできるかわかりませんが
紬地のお色は光の所作で少し表情を変え…。
爽やかな灰黄緑色の無地で織り上げられております。
【 商品の状態 】
反端にわずかにヤケがございます。
ご寸法によっては全く表に出ませんのでお手元で現品をご確認の上、お値打ちにご活用くださいませ。
【 能州紬について 】
季節毎、時間毎に変わる自然のあまりの素晴らしさに惹かれて、
京都西陣織の若き織元、上島洋山氏が工房を開いたことから能州紬がはじまりました。
節糸の素朴な表情がどこかモダンな意匠に際立ち、
古き良き町並みにも、現代的な空間にも素敵にマッチする、
独特の世界観を演出いたします。
「上島洋山」氏略歴
昭和56年4月 通産大臣より能州紬の品質表示番号承認される。
昭和56年4月 職業訓練指導員免許を与えられる。
昭和56年4月 職業訓練校として石川県知事認定を受け能州紬テキスタイル学院設立。
昭和57年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和58年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和59年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和59年4月 第10回石川県ハワイ産業事情視察団に参加する。
昭和60年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和60年9月 石川県知事より障害者雇用で表彰状授与される。
昭和62年1月 労働大臣の賞状を受賞する。
昭和63年4月 石川県知事より優良観光みやげ品として、推薦状を授与される。
平成1年11月 石川県デザインセンター優秀デザイン選定商品に能州紬の卓敷等が選定される。
平成4年11月 石川県知事より技能尊重の功労で表彰状授与される。
平成9年10月 第17回伝統文化ポーラ賞特賞を受賞する。
平成15年11月 石川県知事より石川県技能顕功賞を受賞
平成16年11月 厚生労働大臣より卓越した技能者(現代の名工)を受賞
絹100%
長さ約12.4m 内巾39.5cm(最大裄丈73cm)
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行
◆あわせる帯 お洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)