【 仕入れ担当 岡田より 】
訪問着と付下の丁度中間点といえるお柄付ですと
帯の格式でトータルコーディネートの格式も変化いたします。
一昔前は訪問着は『ザ・訪問着』、付下は『付下』の
お柄付と一見してわかるお柄付だったのですが
昨今は
『訪問着に見える程の重口の(柄の多い)付下げ』
『付下げに見える、あっさり柄の訪問着』
となかなか判断の難しいお柄付のお品が多くなりました。
特にこういった江戸小紋調子のお着物。
裾暈しや、お柄の密度を変えたグラデーション、
総柄に近い一面のお柄付ながら上前などのお柄が
一方付け(仕立てあがるとお柄が全て上方向に
向くように配された柄付け)、またはお柄合わせが
あるデザインは「訪問着」といえば訪問着ですし
付下と言ってしまえば付下の分類となるデザインです。
ではどこでその区分をつけるのか。
そう、そのようなデザインの場合はきっちりとせず、
帯で塩梅をかえましょう。
袋帯にすれば訪問着、名古屋帯にすれば付下げ。
今回は名古屋帯でカジュアルダウンしましたが
お柄をかちっとした古典柄かつ、金糸がしっかり
用いられたものをあわせましたので、お茶席、
和のお稽古、観劇などのシーンがおすすめでございます。
さらに、古典調子の袋帯でしたらお付き添い、
縮緬や塩瀬、紬素材のカジュアル向き名古屋帯を
コーディネートされましたらホテルランチや美術館、
博物館などに赴く際の装いにもよろしいでしょう。
【 商品の状態 】
お着物につきましては中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
帯につきましては中古品として仕入れて参りましたがおおむね良好です。
【 着物 】
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈159cm(適応身長154cm~164cm) (4尺 2寸 1分)
裄丈66cm (1尺 7寸 5分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前巾25.5cm (6寸 8分) 後巾30cm (7寸 9分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm (1尺 8寸 7分) 袖巾36.5cm (9寸 6分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
【 名古屋帯 】
絹100%(指定外繊維除く)
長さ約3.7m
お太鼓柄
※パールトーン加工済
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 66cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm(1尺8寸7分) 袖巾36.5cm(9寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お茶席、和のお稽古、芸術鑑賞、観劇 など
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。