【手織工藝　繭屋清十郎】 特選手織り九寸名古屋帯 たかばた・手織 ～出羽の華柳～ 「吉野間道」 糸から拘りの小機屋さん。 そっと浮かぶ吉野間道。

【　仕入れ担当　田渕より　】
繭屋清十郎（繭屋あだち）。
米沢の隠れた工房でございます。
一般的に知名度は高く無いかも知れませんが、
吉野間道と言えば…あの有名作家とも関係のある銘工房です。

シンプルながらも内からにじみでる力強い生命力を感じるひと品。
お目に留まりましたら、この機会にどうぞご検討頂けましたら幸いです。


【　お色柄　】
しなやかでハリを感じさせる帯地。
シンプルな風合いながら、味わいを醸し出す美しい地です。
絹の光沢美しいその地は、発色の良い鶸萌黄色。
その地に、横段状に浮かびあがる吉野間道。

本当に品よく、それでいて自然の生命力を感じる
あたたかみのあるお色であらわされております。

遠目にはすーっと地に馴染んでいるように見えて…
近づくと、本当に一言で言い表わすことが難しいほど、
絶妙な彩りで、細密細緻に織り上げられております。


【　手織工藝・繭屋清十郎（繭屋あだち）について　】
明治期に初代・安達光蔵が蚕糸業界に従事したことから始まります。
繭問屋安達を創立し、養蚕から始まり
米沢など地元の織元を中心として、
全国織物産地への絹糸の販売も開始しました。
その後、絹製品部が設立、
「蚕→繭→絹糸→絹織物」までの一連業務が完成し、
全国でも唯一稀有の存在として注目されたそうです。

現在も地元では「まゆやさん｣の通称で親しまれています。
最近では織物工場の協力で糸作りからこだわった安達オリジナルブランドの商品を創作されております。